...三崎(みさき)の西海岸(にしかいがん)には巌(いわ)で囲(かこ)まれた水溜(みずたまり)があちこちに沢山(たくさん)ありまして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...深(ふか)い水溜(みずたまり)の一(ひと)つに跳(と)び込(こ)んだから耐(たま)りませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...池とも水溜(みずたまり)ともつかぬ濠(ほり)などがあって...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...古池になぞらえた水溜(みずたまり)の中から...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...あんな所に水溜(みずたまり)があったかしら」諸戸が不安らしく云った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それから白い水潦(みずたまり)...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...水潦(みずたまり)が赤い紐に觸れて青が皆赤くなりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...庭(にわ)の水溜(みずたまり)を避(よ)け避(よ)け溜息(ためいき)をする...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
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高浜虚子 「俳句への道」
...つい/\と黄の走りつつ枯芒(かれすすき)風の夜の灯(ともしび)うつる水溜(みずたまり)十一月十九日 下山霜山招宴...
高浜虚子 「六百句」
...女学生の立っている右手の方に浅い水溜(みずたまり)があって...
太宰治 「女の決闘」
...処々に水溜(みずたまり)が出来て居るが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...岩間には其処(そこ)此処(ここ)水溜(みずたまり)があり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人が来ると長い尾の先で水溜(みずたまり)の水をはね飛(とば)す...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...何故(なぜ)というにこの閑地には繁茂した雑草の間に池のような広い水潦(みずたまり)が幾個所もあって夕陽の色や青空の雲の影が美しく漂(ただよ)うからである...
永井荷風 「日和下駄」
...あたりの薄暗い灯影(ほかげ)が水溜(みずたまり)の面(おもて)に反映しているばかりである...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...下の水溜(みずたまり)の中を...
中島敦 「光と風と夢」
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