...肺結核(はいけっかく)に罹(かか)って...
芥川龍之介 「父」
...わたしはひどい風邪に罹りました...
石川三四郎 「浪」
...真の罹災(りさい)者なく...
井上円了 「おばけの正体」
...無病の人をして清潔なる寐床(ねどこ)の上に置きしかして彼は危険なる病に罹れる患者なれば今は病床の上にありと側(かたわら)より絶えず彼に告ぐれば無病健全なる人も直(ただち)に真正の病人となると...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...斯かる論は足の先が壊疽に罹つて腐り始めたときに細胞権を云々して患部を切断することを躊躇するのと同様な迂論である...
丘浅次郎 「人類の将来」
...N夫人はハンバーに近い村のポールからコレラに罹った兄弟を看護するために2マイル離れたヒードンに来た...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...コレラの罹患はあの水の使用を中止する前に減少していたので...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...この町で(あるものは致死的な)コレラに罹った...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...罹災者を初め物資欠乏の中にある人々へ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...酒を飲むと痛くて飛び上がる病気に罹(かか)って暮夜...
橘外男 「葛根湯」
...突然脚気(かっけ)に罹(かか)ったような心持になると...
夏目漱石 「坑夫」
...恰(まる)で熱にでも罹(かゝ)ツたやうになツて製作に取懸(とりかゝ)ツた...
三島霜川 「平民の娘」
...この種類の人間の記憶力のスバラシサというものはトテモ想像を超越したモノスゴイものがあるのだからね……何故かというとこの青年は強烈な夢遊病の発作に罹(かか)った結果...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...風邪に罹つたことがなく過ぎたのを...
吉川英治 「折々の記」
...「園太暦(えんたいりゃく)」では瘡疾(そうしつ)に罹(かか)ったのだと書いている...
吉川英治 「私本太平記」
...炎々たる兵燹(へいせん)に罹(かか)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰もいちどは罹(かか)るという鏡花病にぼくもそろそろ初期程度の徴候をもち出していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ダンフォースは話してくれない――その恐怖が彼が現在罹患しているノイローゼの原因になっているのは悲しいかな間違いないと思うのだが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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