...罷(まか)り出(いで)たのでござる...
芥川龍之介 「道祖問答」
...大広間へ罷出(まかりい)で...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...だから衆(みな)が罷業の継続を主張すると...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...古川が罷めると間もなく自分も辞職してしまった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...一カ月あまりの総同盟罷工をやった...
大杉栄 「日本脱出記」
...その「通じ兼ね」る通詞でさへ「――昨年來數年手掛け罷在候通詞堀達之助儀は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼らはあらゆる革命的性質を帯びた団体的同盟罷業をなしたがっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蓮葉(はすは)を罷(や)めて優に艶(やさ)しく女性(にょしょう)らしく成る筈(はず)もなし...
二葉亭四迷 「浮雲」
...モウ官員はお罷(や)めなさるが宜いのサ」「イヤ親の口が干上ッても関わないと云う訳じゃ有りませんが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...矢田部先生罷職の遠因は...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...歯牙にだに上(のぼ)さずに罷(や)んだのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は職を罷められなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...暫(しばら)くして罷(や)め...
森鴎外 「渋江抽斎」
...殊にこの間職を罷(や)めてからというものはこの「不正を憎む心」と「淋しさを楽しむ性質」が一層烈しく募って来て...
夢野久作 「暗黒公使」
...宿所の仮(かり)の局屋(つぼねや)まで罷(まか)り出て...
吉川英治 「私本太平記」
...いみじう尽して罷(まか)づるを...
吉川英治 「私本太平記」
...罷(まか)りしは」「……はっ」「そのご...
吉川英治 「私本太平記」
...師直の罷免(ひめん)...
吉川英治 「私本太平記」
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