...それを罷(や)めてニヤ/\と薄笑を浮べた...
石川啄木 「鳥影」
...そのときは警察に罷(まか)り出で...
海野十三 「雷」
...H君は二十五年の小学校奉仕を罷(や)めて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...罷免の訴追を受けた裁判官を裁判するため...
日本国 「新憲法の解説」
...夫(そ)れから江戸に来て世間に攘夷論が盛(さかん)になってから居合は罷(や)めにして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...とうとう松村氏の言を聴いて私を罷職にしてしまった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...住(とど)まる事罷(まか)りならずと言い終って忽然見えずなったとある...
南方熊楠 「十二支考」
...歯牙にだに上(のぼ)さずに罷(や)んだのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「文化十二年乙亥五月七日、私儀是迄外宅仕罷在候所、去六月中より疝積、其上足痛相煩、引込罷在、種々療治仕候得共、兎角聢と不仕、兼而難渋之上、久々不相勝、別而物入多に而、此上取続無覚束奉存候間、何卒御長屋拝借仕度奉存候得共、病気引込中奉願上候も奉恐入候、依而仲間共一統奉顧上候所、願之通被仰付候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...斎木藤田昨夜より罷越...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僕老耄相増候得共、先々頑健罷在候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...在所へ用事出來(しゆつたい)して罷(まか)り下る...
森鴎外 「栗山大膳」
...しかしこの年一月に大蔵省の職を罷めて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その最後の島袋氏が知事の命(めい)で罷免(ひめん)された時は...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...「すぐ罷(まか)りまする」何はともかく...
吉川英治 「私本太平記」
...供奉(ぐぶ)のお勤めに罷(まか)らねばなるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...――まったくこのたびの御罷免(ごひめん)ばかりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...御前(おんまえ)に罷(まか)り出で...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??