...お伺いに罷出(まかりで)ましてござりまする...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...某(それがし)御前に罷(まか)り出て申し開きをいたそうし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...種田は教師の職を罷(や)められた...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...罷免の訴追を受けた裁判官を裁判するため...
日本国 「日本國憲法」
...お詫び言上に罷り出ました...
久生十蘭 「魔都」
...ただ一途(いちず)に罷(や)み難(がた)い彼の性分のせかせかした落着きのなさがさせる業である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...加(くわ)うるに喧(やかま)しくて/\堪(たま)らぬから一旦罷(や)めにした...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...日本武士の大小を丸で罷(や)めて仕舞(しま)いたいとは私の宿願でした...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...先(ま)ず/\ソンナ無益な殺生は罷(やめ)にしようと云(いっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...蓋臣皆熊罷...
三好十郎 「斬られの仙太」
...安原平沢両学頭は罷められて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...参謀本部出仕を罷められ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...その最後の島袋氏が知事の命(めい)で罷免(ひめん)された時は...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...ほかに五人の重職が罷免(ひめん)されたり罰せられたりした...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...しばらくして一団の罷業実行委員会が検べに来たが...
横光利一 「欧洲紀行」
...左翼人民戦線の優勢になるにつれ罷業がつづき...
横光利一 「旅愁」
...火急に大殿へお目にかかりたい儀があって罷(まか)りこした...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ罷(まか)り出た...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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