...門閥(もんばつ)を罷(や)め...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...斯ういふ奴には罷(まか)り間違へば江戸の仇を長崎で討たれるやうな目に遇ふから何でも寄らず触らずが無事で好いと...
内田魯庵 「犬物語」
...しかももうとうにその罷工が済んだように書いてある...
大杉栄 「日本脱出記」
...高志(こし)の國に罷り往(い)でます時に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「そのうち会社を罷めるかも知れない」と...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...大学を中途で罷(や)めただけに...
徳田秋声 「縮図」
...両人共に我々の兵営まで罷(まか)り出ろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...公の彈劾によらなければ罷免されない...
日本国 「日本國憲法」
...罷(まか)り違(ちがっ)ていよ/\ドン/″\遣(や)るようにならば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...矢田部良吉教授を突如罷職にしたのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...即刻同所へ可罷越趣...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...右為御祝儀御帳罷出候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御留守中に付、御祝儀御帳罷出...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病のために新聞記者の業を罷め...
森鴎外 「渋江抽斎」
...労働時間の短縮の三つをかかげて要求を迫り始めた罷業である...
横光利一 「旅愁」
...これへ罷(まか)り出てお給仕をなさいましょう」「なに...
吉川英治 「新書太閤記」
...宮本ヨリ十町バカリ下ヘ罷リ出...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...(俺(おれ)も機関手なんて罷(や)めようか――)詰所を出ると...
蘭郁二郎 「鉄路」
便利!手書き漢字入力検索