...彼はノリス説に対して呶罵を浴びせかけるとともに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...嗜虐性色情狂(サディスト)と罵るならば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...続いて多勢で罵りながら...
林不忘 「安重根」
...老將しかく罵れば勇將九人立ち上がる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それはがんりきを罵(ののし)ったのではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...冷評しても罵詈(ばり)しても自分だけは拘泥せずにさっさと事を運んで行く...
夏目漱石 「野分」
...仇敵のやうに痛罵してゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...初対面の男たちが下素っぽく罵りあっている...
久生十蘭 「金狼」
...Zを罵るほどの発声も適はぬ私にはそんな叫び声が挙げられる筈もなかつた...
牧野信一 「剥製」
...生は歌よみに向ひて何の恨も持たぬに斯く罵詈がましき言を放たねばならぬやうに相成候心の程御察被下度候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...王の九十九女一時腰曲り形毀れて誰も婚する者無かれと罵ると...
南方熊楠 「詛言に就て」
...人を罵詈(ばり)してひどいこと...
三宅花圃 「藪の鶯」
...強制的に従軍させられた従軍文士を戦犯として罵りさわいだのよりも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...早く探してつないでおけ」と、罵った...
吉川英治 「三国志」
...張飛に和して罵りつづけた...
吉川英治 「三国志」
...信長ごときに」唾(つば)するように罵(ののし)ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...道の傍(はた)へ退(す)ッ込(こ)んでおれっ」と罵(ののし)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとを罵るのにもよく“浅黄裏(あさぎうら)”だの“勤番者(きんばんもの)”だのと云うくせがある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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