...私は数かぎりもない種々な詰責や束縛や嘲罵を受けた...
伊藤野枝 「感想の断片」
...原稿料を請取ると大いに満足して直ぐ何処(どこ)へか旅行しようと得意になる心のさもしさを賤(かろ)んじて日記に罵(ののし)っている...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...と川口が罵ったのが機会(きっかけ)となり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...海賊どもが、罵り喚きながら、相次いで穴の中へ跳び降り始め、板を脇へ投げ出しながら、指で掘り始めたのである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...アクザモクザ罵(ののし)った果てに...
徳田秋声 「新世帯」
...庸三は帰って行くF――氏と一緒に玄関を降りぎわに烈しい言葉で彼女を罵(ののし)ったのだったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...九旬の會期唯だ怒罵忿恚の聲を以て喧擾したるに過ぎざりき是れ他なし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...口論ではなく家老がお供の者たちを罵(ののし)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...伯父が看護婦を罵ることであった...
中島敦 「斗南先生」
...鬼畜の如く罵られ乍ら...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...馬鹿野郎(ばかやらう)めと罵(のゝし)りながら袋(ふくろ)をつかんで裏(うら)の空地(あきち)へ投出(なげいだ)せば...
樋口一葉 「にごりえ」
...俺に向かって通話栓を吹けばいい」伝声管から罵声が聞こえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...慰めや同情も罵詈(ばり)や嘲笑(ちょうしょう)とおなじであった...
本庄陸男 「石狩川」
...前号に余が受けたる嘲罵(ちょうば)は全く取り消されたり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...また無能にして漫罵詆笑を事とする徒の頻りに投機者流を以て父及び父の同志者を呼ぶあり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...味方の滝川一益を罵(ののし)るなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...罵(ののし)りやまなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ごうごうたる不平と抗議の呶罵(どば)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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