...あたかも単に悪を悪として罰するごとき観を呈するにいたる...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...この命を怠るときは罰するところあるべし...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...諸神並びに人間に我の優るは斯くと知れ』13 反抗する者を罰する場處...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...スパイ行為を処罰することは当然だが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...此懲罰すら彼に於ては何の痛痒をも感ぜざりしに似たり彼は尚ほ選擧區に歸りて再選を要求したればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...罰するのは神様の務めで人間のすることぢやないと思つたからギユーギユーいつて我慢したんだつたが……」停留場に来るまでにS子の従兄に当る男が彼にこんなことを言つた...
中原中也 「分らないもの」
...「罪あるを罰するは王者(おうしゃ)の事か」「問わずもあれ」と答えたアーサーは今更という面持(おももち)である...
夏目漱石 「薤露行」
...戦争犯罪人として処罰すべしとの議論が...
蜷川新 「天皇」
...偽善と不義を罰する...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...私達父親の意に反して私達を罰する...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...当局者は能(よ)く罪を罰するを知れり...
福田英子 「妾の半生涯」
...怠惰なる者を罰するに死刑をもってするに至っては...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「何故に犯罪は殆ど皆死をもって罰するのであるか」と尋ねた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...且つは徳川幕府が総べて主人その他尊長に対する罪科を特に重大視してこれを厳罰する方針であったために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...どんな侵入者も罰するようにした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...このように著書や研究までも死をもって罰するという新しい刑罰は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は嬢次様のお頼み通りに貴方を罰する事が出来るのですから...
夢野久作 「暗黒公使」
...御法規がそちを罰することが出来ないにせよ...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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