...しかし「教育上の責任」は――殊に生徒を処罰する権利はおのずから彼等を暴君にした...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...諸神は之を知つて大に驚き彼等の驕慢を罰するが爲に人間を眞中から梨子割りにして其力を分ち...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...然し運命が私の我儘(わがまま)と無理解とを罰する時が来た...
有島武郎 「小さき者へ」
...故なく人を殺したるものは罪の最も大なるものとしてこれを罰する...
大隈重信 「余が平和主義の立脚点」
...いかにして最大の寵を仇で返した不忠者を罰するかを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...却って彼を罰するのだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...みずから自分を罰するために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は社会を罰するに自分の憎悪の念をもってした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いや他人を罰するだけで自分を罰しない! そういうことになれば私はあさましい男となるでしょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...牧は「老師を罰するが如き邪念を挟んでは...
直木三十五 「南国太平記」
...罰する人が誤っていた日には...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼を告訴して処罰する...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...法律もそれを罰する方法はないのだ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「動機を罰せずして行為を罰する」近代法の精神を逆に...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...ただ罰することだけが犯罪の解決ではあるまいという気持が常に私にはあった...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...そんならみんなを処罰する...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...お供の者どもはその粗忽(そこつ)者を罰すべきだと主張した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...アタワルパの簒奪を罰するため...
和辻哲郎 「鎖国」
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