...その正系のお前よりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさしく浪漫主義の正系を踏む情緒詩派の流れである...
萩原朔太郎 「青猫」
...さらにいま一歩をすすめて『柳多留』正系の川柳点こそ好適とかう考へたその日から...
正岡容 「東京万花鏡」
...普通には荒木松永派が関流の正系とされている...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...松永と伝わった正系であるごとく主張し...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...文壇の正系(?)が之を無視するのはよくないことだ...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...伝統的な琉球正系の焼物とは甚しく距離の遠いものであることをここに注意しておきたい...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...二これで見れば黒物こそ「古薩摩」の正系であるが...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...黒物はどうしても薩摩焼の正系である...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...一地方が特色あるしかも正系の言語を所有することは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...琉装は日本の風俗の正系であり...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それは日本の正系の服装であるが故に保存せよというのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それが正系のものである限り際立つた相違はない...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...それが正系ではないにしても...
吉川英治 「折々の記」
...新田とならぶ源家の正系だが...
吉川英治 「私本太平記」
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