...リビングに置時計を置いた...
...玄関に置時計があるとおしゃれだ...
...毎日、置時計の針を合わせるのが習慣になっている...
...無音の置時計は静かな空間を演出する...
...おしゃれな置時計を見つけたけど、値段が高かった...
...カミン爐の上の置時計の時を刻むチクタクが聞える許り...
石川啄木 「新しい歌の味ひ」
...私は書き物に疲れた眼を置時計の針に遊ばせてゐた...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...その置時計の針は...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...マントルピースの置時計を眺めた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ギリギリというあの音をだす機械は置時計ぐらいの大きさだから...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...飾り棚の上の置時計を見た...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...応接室の置時計がふいに二時を打った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...女優が待つてゐる間(うち)に応接間の置時計は三度ばかり当てつけがましく時を打つた...
薄田泣菫 「茶話」
...五球で中型の置時計ほどのサイズ目方も輕く革製のカバンがついてゐて旅行に携帶もできる...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...昔の時計は自鳴鐘といふのが通り名で、掛時計、置時計、櫓(やぐら)時計、卦算(けさん)時計、印籠時計、枕時計などがあり、名古屋藩の津田助左衞門を始め、大藩には時計師を抱へた向きもありますが、何んと言つても日本の總元締は、武鑑にも出てゐる公儀御時計師廣田利右衞門で、京橋弓町に堂々たる屋敷を構へ、世々五十俵の祿(ろく)を食(は)んで立派な士分として遇せられました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...煖炉棚の置時計の秒を刻む音だけが...
久生十蘭 「肌色の月」
...これからはきっと気をつけますからご勘弁なすって下さい」といって煖炉棚の上の置時計を覗き込み...
久生十蘭 「魔都」
...市中にある丈の置時計や懐中時計も決して時間を誤ることはない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...置時計、寒暖計、硯(すずり)、筆、唾壺(だこ)、汚物入れの丼鉢(どんぶりばち)、呼鈴(よびりん)、まごの手、ハンケチ、その中に目立ちたる毛繻子(けじゅす)のはでなる毛蒲団一枚、これは軍艦に居る友達から贈られたのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...置時計の方をすかすようにしながら云った...
「海流」
...大型の置時計を一つさげている...
三好十郎 「その人を知らず」
...友吉に置時計を渡しながら)友吉 ……角の...
三好十郎 「その人を知らず」
...それは十時半を報ずる黄金製の置時計の音であった...
夢野久作 「女坑主」
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