...その子は私みたいに置去りにされないで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...」この置去りと言う言葉は私も前に聞いたことがあって...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...グレーと置去り人とをつれて出発し...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その置去り人は見て見ぬ振りをしていたのであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...北洋に置去りして...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...九になる子息(むすこ)と年上の醜い内儀さんとを置去りにして...
徳田秋声 「足迹」
...嬶(かか)に置去られ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そうして兵馬は二人を置去りにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...このまま店へ置去りにしてここを出ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたまでがわたしを置去りにして逃げてしまおうとなさる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここでもまた置去りを食ったことに苦笑いをしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...置去(おきざり)にされたと云う事が分った...
夏目漱石 「坑夫」
...彼はひとり置去りにされたように...
原民喜 「秋日記」
...可愛想(かあいさう)に足(あし)が痛(いた)くて歩(ある)かれないと言(い)ふと朋輩(ほうばい)の意地惡(いぢわる)が置去(おきざ)りに捨(す)てゝ行(い)つたと言(い)ふ...
樋口一葉 「わかれ道」
...婦人が家の貧苦を厭(いと)うて夫を置去りにするなどの怪事あり...
福沢諭吉 「新女大学」
...たうとう私は居候の太郎一家を置去りにして夜逃げをしてしまつた...
正岡容 「滝野川貧寒」
...柏に置去りを喰った私は勘定を支払って食堂を出た...
松本泰 「日蔭の街」
...行軍のものすべてを置去りにして...
吉川英治 「新書太閤記」
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