...身體の置き場に困るやうな恰好をして叫ぶ...
千家元麿 「自分は見た」
...私の身の置き場がどこにも無いのではなかろうかと...
太宰治 「男女同権」
...棚田の仕置き場の僧侶に限った話ではありません...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...彼は身の置き場に窮していたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼は自分の躯の置き場所に苦しむように感じた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...前方に少し右手に当たって建築材置き場が見えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そばの建築材置き場で職人らが昼間使ってる一つのはしごが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その魂(たましい)の置き場を失うた...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬がゐないので厩の屋根裏へ板をならべた藁置き場であつた...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...物の置き場所がわからなければ...
羽仁もと子 「女中訓」
...これは前のように置き場所を定め...
羽仁もと子 「女中訓」
...二人のかよわい女が相当重い古たんすを置き場所から動かし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...同じように民器と然らざるものとは心の置き場が異るのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...「向うの置き場のところにおいでな」と云って...
山本周五郎 「柳橋物語」
...私は重クロム酸アンモニアの置き場を一番良く心得ていたのである...
横光利一 「機械」
...自分の身の置き場のないような気がした...
吉川英治 「鬼」
...この大家内の中では身の置き場がないような姿をしていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...橇の置き場に近寄ることも哀れなゲドニーと犬をもう一度見ることもしなかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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