...われわれは「純潔」と「清楚(せいそ)」に身をささげる事によってその罪滅ぼしをしよう...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...多少の罪滅ぼしをする時間はある...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...で近衛内閣が林内閣の罪滅ぼしに登場したと称しながら...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...罪滅ぼしをした……とでもいうんでございますね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...世紀の罪滅ぼしの苦業をしているのだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...こちとらの罪滅ぼしにもなろうというものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いい御亭主になれなかった罪滅ぼしに...
中里介山 「大菩薩峠」
...罪滅ぼしをやりてえもんだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...このような患者は罪滅ぼしの儀式と贖罪を行う...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...親不孝ばかりして来た私のせめてもの罪滅ぼしにしたかったのであるが...
火野葦平 「花と龍」
...強(あなが)ちに罪滅ぼしの懺悔(ざんげ)に代(か)えんとには非(あら)ずして...
福田英子 「妾の半生涯」
...せめてもの罪滅ぼしに遊んでいる子雀へ米を投げてやりました...
松永延造 「職工と微笑」
...罪滅ぼしに来たのだわ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いわばその罪滅ぼし良心のつぐないとして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その罪滅ぼしの意味もあって...
柳田国男 「海上の道」
...罪滅ぼしの気持ちも多分にある...
横光利一 「夜の靴」
...曾ての軍閥や陛下のなされたことの罪滅ぼしになる...
吉川英治 「折々の記」
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