...このお寺の中の仏陀をはじめ多くの仏像の前では罪深いものだったのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...すぐあとから罪深い恐ろしい...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...余りに罪深い業(わざ)ではあるまいか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ばかばかしい罪深いことに違いない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熊谷「貴様のような罪深い奴は手足をも切り...
中里介山 「法然行伝」
...この尻尾のない老いぼれ鼠とあの美しい夫人との罪深い関係の秘密もきっと知っているだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...罪深い怠惰な悦楽を追究するためではなく...
久生十蘭 「泡沫の記」
...罪深い生皮を剥がれても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「さまよひ歩いた、罪深い、しかし今は安息を求め悔いてゐる人間、その心の平和と生命の再生を齎らしてくれるこの優しい、慈悲深い、親切な人を永久に自分の傍に引き留めておく爲めには世の褒貶(はうへん)を冒して差支ないでせうか?」私は答へた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それが私にまるで自分のことを罪深い女かなんぞのように怖れさせ出しているだけなのだ...
堀辰雄 「楡の家」
...お前の罪深い誇りをかき立てたのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...罪深いプライドを捨てない限り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...見る間に牡丹の花弁程の大輪の罪深い雪屑がこんこんと五体を埋めてしまふのであつた...
牧野信一 「雪景色」
...」紫の室何故院長は罪深い私を養って呉れるのであろう...
松永延造 「職工と微笑」
...罪深い者の救いにこそ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...罪深いことをしたのに...
横光利一 「悲しみの代價」
...つらい役目とも罪深いこととも思っていなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...仏から見れば罪深い業(ごう)の子だろうが」「そんな未来...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索