...一方のすみに畳(たたみ)一畳もある事務机、まん中には客用の丸テーブル、ソファー、アームチェア、いずれも由緒(ゆいしょ)ありげな時代ものだが、これらは皆、元金(もときん)ではなくて利息の代りに取り上げた家具類である...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...二人は長い間ソファーに倚りかかって話し合いました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...東室の長椅子(ソファー)に腰掛けて...
大阪圭吉 「闖入者」
...例の男はグデグデに酔っ払って食堂のソファーの上につぶれていた...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...自分は横手のソファーに腰を下した...
豊島与志雄 「化生のもの」
...円卓のまわりにソファーを引き寄せて...
豊島与志雄 「自由人」
...ソファーに身を落して煙草に火をつけた...
豊島与志雄 「自由人」
...あの上階の事務所のソファーにふんぞり返って...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...ソファーにもたれてとろとろと居眠った瞬間に...
豊島与志雄 「道標」
...そしてソファーにもたれてとろとろとしましたが...
豊島与志雄 「道標」
...ソファーの上に身を落した...
豊島与志雄 「波多野邸」
...体を震わせてソファーに座り...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...ふかぶかとソファーにうずまり...
永井隆 「この子を残して」
...六角のように突き出た窓ぎわのソファーに私は腰をかけて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...若い伯爵は暖炉の隅にあるソファーにどっかと坐ると...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...憎むべきは二人詰のソファー式ベンチを一人で占領して肱掛を枕に心地よさゝうに眠入りながら...
二葉亭四迷 「旅日記」
...背中をソファーのモロッコ革から起す度びに...
横光利一 「旅愁」
...次にソファー・ベッドの付いている小さい部屋があって...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??