...世に罕(まれ)なるべき儀式を見よ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...また類罕(たぐひまれ)なる目付もあり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...神話学の如きは罕なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...罕に読んでも直ぐに忘れて了うから...
辰野隆 「愛書癖」
...辛口(セツク)な最上の白葡萄酒の中に罕に存するのみである...
辰野隆 「書狼書豚」
...鄙吝の念或は之れと共に生ずるを恐るればなり是れ實に當世罕に見る所にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...われその頃外国語学校支那語科の第二年生たりしが一(ひと)ツ橋(ばし)なる校舎に赴(おもむ)く日とては罕(まれ)にして毎日飽かず諸処方々の芝居寄席(よせ)を見歩きたまさか家(いえ)にあれば小説俳句漢詩狂歌の戯(たわむれ)に耽り両親の嘆きも物の数とはせざりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...そのかつて劇場に来(きた)り看(み)る事の何故に罕(まれ)であったかという事よりも...
永井荷風 「十日の菊」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...けだし馬ほど生殖力の限られた動物罕(まれ)なり...
南方熊楠 「十二支考」
...淵鑑類凾三一五に、厥口呪詛ストハ、言フレ怨ムヲレ上ヲ也、子罕曰ク、宋國區々トシテ、有リレ詛有ルハレ呪、亂之本也、康熙字典に、書無逸を引て、民否レハ則チ厥心違怨シ、否レハ則チ厥口詛祝ス、是等は惡政に堪ざる民が、爲政者を詛ふので、詩に出シ二此三物ヲ一、以テ詛フレ爾ヲ斯、また晏子曰ク、祝ハ有ルレ益也、詛モ亦有リレ損、雖モ二其ノ善ク祝スト一、豈勝タン二億兆人之詛フ者ニ一とも有る...
南方熊楠 「詛言に就て」
...罕有適時之用(てきじのようあることまれなり)」と云うのであった...
森鴎外 「魚玄機」
...その北方五里に蒙古王の一である達頼罕王の王府があるので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...されど書の徴(ちよう)すべきもの罕(まれ)なり...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...(子罕(しかん)...
和辻哲郎 「孔子」
...弟子たちの人物月旦(げったん)を集めた公冶長・雍也の両篇および弟子との交渉を多く語っている述而・子罕の両篇は...
和辻哲郎 「孔子」
...そうして次に三において『論語』の内の古い層として学而(がくじ)・郷党(きょうとう)の二篇および為政(いせい)・八(はちいつ)・里仁(りじん)・公冶長(こうやちょう)・雍也(ようや)・述而(じゅつじ)・子罕(しかん)の七篇を見いだした...
和辻哲郎 「孔子」
...孔子の体験経歴を主題とする述而・子罕の二篇のみである...
和辻哲郎 「孔子」
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