例文・使い方一覧でみる「罅隙」の意味
スポンサーリンク...空気が逃げる罅隙を埋めるためにシリコンを使った... 
...その建物の屋根には小さな罅隙があった...
...火が入り込む罅隙を見つけて消防士は消化作業を始めた...
...長年の積み重ねで大きな罅隙が生じていた橋が崩落した...
...積雪により道路に罅隙が生じ、転倒事故が発生した...
...孰れにしても兩者の間にある非常なる罅隙を放置して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...中に横たはる罅隙を隔てて呆然として相對する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...猶人と人との間にはこれほどの罅隙（ギヤツプ）があるかと思へば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼とこの理想を共にせぬ者との間に罅隙が出來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...非常に大きな罅隙（かげき）が出來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その罅隙は、義雄自身には、暗い死の影におほはれてゐる三途（さんづ）の川の樣だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...加ふるに絶崖の罅隙（かげき）を穿（うが）ちて々（だう／＼）深潭に落下する一小瀑あり...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...更に進んで他の心理の罅隙（こげき）に三角形のくさびを持ち込んで行く心持や...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...ズレタズラの市がその罅隙（われめ）の中に隠れて夕ぐれの中にひなたぼっこしていた...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...すばやく巧みにシエッペラアクは罅隙（われめ）の上の端から駈け下り...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...四 根底の罅隙（かげき）本書の物語が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...船は珊瑚礁（さんごしょう）の罅隙（かげき）の水道を通って湾に入った...
中島敦 「環礁」
...船は珊瑚礁の罅隙の水道を通つて灣に入つた...
中島敦 「環礁」
...石と石の罅隙（すきま）からは青草が風に靡（なび）いた...
夏目漱石 「道草」
...近くに罅隙（すきま）があるらしく...
久生十蘭 「地底獣国」
...罅隙（すきま）から吹きこむ冷洌な風が...
久生十蘭 「地底獣国」
...驚くほど高い地殻の罅隙（たぶん噴火口であろうと思われる）からくる黄昏のようなおぼろ気な光がぼんやりと遍満（へんまん）している...
久生十蘭 「地底獣国」
...日の光が岩の罅隙（こげき）から洩れて水面へ落ちると...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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