...時に纒持(まといもち)の命があぶなくなるような場合には...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...さなくてこの忌(いま)わしい考(かんがえ)がこんなに執念(しゅうね)く自分(じぶん)に着纒(つきまと)うている訳(わけ)は無(な)いと...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...十日目であつた水月は愈小説の趣向が纒まつたといふので...
高濱虚子 「俳諧師」
......
武田祐吉 「古事記」
...まったく一糸纒(まと)わぬ裸体のままで仰臥(ぎょうが)していたのには...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ヒーベイ彼の身を洗ひ美麗の衣纒はしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...革帶を美々しく纒ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...けば/\しい馬鹿げた衣(ころも)を身に纒(まと)ひ...
ボードレール 富永太郎訳 「道化と※[#濁点付き片仮名ヰ、1-7-83]ナス」
...紺の絆纒、腹掛、脚絆、草鞋ばき、膳の上には鯣と四五本の銚子、風呂敷に包んだ大きな鋸が土間の戸に立掛けてある...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...半纒(はんてん)...
永井荷風 「狐」
...それが非常に度の強い眼鏡を二つも掛けなければ能く見ることが出來ない程の近視眼から遂に物事に間が拔けて勢ひ滑稽の分子が附纒うたに相違ない...
長塚節 「記憶のまゝ」
...素肌の上に半纒(はんてん)一枚羽織つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しばかり纒まつた金の出て來たのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日一日の見聞したことを纒(まと)めたかつたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...踵(きびす)を囘(かへ)してツト馳出(はせい)づればお高(たか)走(はし)り寄(よ)つて無言(むごん)に引止(ひきと)むる帶(おび)の端(はし)振拂(ふりはら)へば取(とり)すがり突(つ)き放(はな)せば纒(まと)ひつき芳(よし)さまお腹(はら)だちは御尤(ごもつと)もなれども暫時(しばし)...
樋口一葉 「別れ霜」
...何年か前何ダースか纒めて...
久生十蘭 「悪の花束」
...いっこう纒まりのつかぬ風来坊...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...継ぎはぎだらけの垢(あか)じみた半纒(はんてん)に...
山本周五郎 「似而非物語」
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