...あアいう連中の書いてる物はいずれも小器用には纒(まと)まってるが...
岩野泡鳴 「猫八」
...印半纒の川手氏もおくれず...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...永く式子内親王の墓に纒う...
高木敏雄 「比較神話学」
...この歌につき纒う一種...
田中英光 「箱根の山」
...ささやかな一本に纒めたものである...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
......
野口雨情 「都会と田園」
...それに折角纒(まとま)りかけた縁談も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...纒まつた金でも借りて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...坂田屋の内儀に附き纒つて大變な騷ぎをやつたさうですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うるさく付き纒うのでそれも片づけてしまった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吉三郎からは五兩か十兩の纒(まと)まつた金を貰つてゐるに違ひないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私に附き纒(まと)つて來る――と」「フーム」「何んでもこの節は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...尻ッ切れ半纒(ばんてん)一枚...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...纒(まとま)ツて幾らといふ烏金(からすがね)の口(くち)まで拂はせた...
三島霜川 「平民の娘」
...つき纒(まと)う惧(おそ)れもある...
吉川英治 「私本太平記」
...怒りにまかす仕返しの手がつき纒(まと)うであろう...
吉川英治 「日本名婦伝」
...三人とも古びた半纒(はんてん)を引つかけたまゝで下はから脛の...
若山牧水 「樹木とその葉」
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