...絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ...
上村松園 「砂書きの老人」
...彼の身辺につき纒って探偵を始めました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...何か纒まりさうな気がしますよ...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...あまり物事が都合よく纒り過ぎます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二千兩と纒(まと)まれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寢卷の上に袢纒(はんてん)を引つかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家中の者を纒(まと)めて置いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小判で十兩といふ大金があつたんだから話の種でせう」「フム」「小ばくちと女で身を持ち崩して居る鐵の懷中に十兩と纒(まとま)つた大金があるわけはなし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何彼とお前に附き纒(まと)つたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...濡れた身体へ半纒をひっかけながらあがって来た三十二三の職人体の男...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひと纒めにして島へ持って行こうというのでしょう」「それにしては...
久生十蘭 「ノア」
...むしろ全一体として纒(まと)めることを考えて...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...形の纒つた工合といひ...
室生犀星 「京洛日記」
...藩論を纒めるには...
山本周五郎 「失蝶記」
...自分等の纒つてゐる絲徑(いとだて)がぬれ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...衣服を纒(まと)うと...
吉川英治 「新書太閤記」
...足手纒(あしてまと)いだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...範宴の身にはすでに聖光院門跡の纒(まと)う綾の法衣(ころも)や金襴は一切着いていなかった...
吉川英治 「親鸞」
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