...わたくしはまた更に為永春水の小説「辰巳園(たつみのその)」に、丹次郎が久しく別れてゐた其情婦仇吉を深川のかくれ家にたづね、旧歓をかたり合ふ中、日はくれて雪がふり出し、帰らうにも帰られなくなるといふ、情緒纏綿とした、その一章を思出す... 永井荷風 「雪の日」
...このこんがらかつた糸のやうに纏綿として尽きない恋の夢幻曲を松の夜陰に聞くのだから... 野口米次郎 「能楽論」
「纏綿と」の書き方・書き順
いろんなフォントで「纏綿と」
ランダム例文:コロセウム 通電 炒麺
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