...然し残念なことには...
上田広 「指導物語」
...残念なことに口も身体もきかない...
海野十三 「海底都市」
...ただ残念なことには...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ただ、残念なことには、旭屋の主人は、その男の顔形とか着物の縞柄なぞを少しも覚えていないのですがね...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...残念なことには京阪の間を奔走(ほんそう)すること三ヵ月...
大隈重信 「青年の天下」
...そして残念なことに私がこれらの書物によって教えられた養蚕は失敗が多く...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...いつ死んでも悔いない心がまへを持ちつゞけてゐる(残念なことにはそれに対する用意が整うてゐないけれど)...
種田山頭火 「其中日記」
...だが残念なことに...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...ただ残念なことには小遣(こづかい)がありませんな...
中里介山 「大菩薩峠」
...残念なことには我々はそういう人物をつくづく見ることを勤めない...
新渡戸稲造 「自警録」
...残念なことにそれはことごとく似もつかぬ通行人で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「ただ残念なことに麦が不作で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...残念なことにこの薬は効果がなかつた...
北條民雄 「癩院記録」
...残念なことにモンタギュ卿が立ち上がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...残念なことに私の物をかく力はまだあの詩ものがたりの旺盛なやさしい諸情景をこまかく散文にかきなおしておなぐさみとして送るまで達者になっていません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夫人は心で残念なことになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし残念なことには十中八...
柳宗悦 「雲石紀行」
...それが……必死の防ぎで、からくも、鴨嘴灘(おうしたん)から金沙灘(きんさたん)の岸まで、保(も)ちささえてはきましたが、残念なことに、兄弟分の張横(ちょうおう)と阮小(げんしょう)七の二人が、関勝(かんしょう)の手に捕虜とされてしまいました...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索