...若し此甚だ稀に許さるゝ刹那を永續せしめ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...二日(ふつか)も三日(みつか)も同(おな)じやうな御惱氣(ごなうけ)の續(つゞ)いた處(ところ)...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...さうぢやございません?」夫人は續けて言つた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...院長(ゐんちやう)は靜(しづか)に又(また)續(つゞ)ける...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...續(つゞ)いてダリユシカも來(き)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...メレアーグロス戰鬪を續けし限り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...續漢書輿服志に襄邑より年々織成虎文を獻ずと書いてある所を見れば...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...それが續いて自分の鼓膜に訴へる限り...
夏目漱石 「變な音」
...直ぐふいと氣附いたやうに詞を續けた...
南部修太郎 「病院の窓」
...「それから暫らく無事な日が續いた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甲斐々々しく働き續け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ自然的生を基體としその上に築かれる文化的人間的生の續く限り及ぶ限り...
波多野精一 「時と永遠」
...泣き寢入りを續けてゐるよりは...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...立て續けに讀んだところなのだ...
堀辰雄 「小説のことなど」
...ベルグソンにおいても純粹持續はその本質において意識的なものである...
三木清 「認識論」
...彼女の息はそれに伴ひ續かなかつた...
水野仙子 「響」
...八の二醉月は引續いて繁昌してゐたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...すべて古い兒童からの相續であつて...
柳田國男 「兒童語彙解説」
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