...彼女はいつも自分を繋縛することで自由を失っていた...
...繋縛されることが嫌いな私は、自分で自由に決断したい...
...人々は自分たちを繋縛する社会規範に縛られすぎている...
...彼は成功するために過去の失敗から自分自身を繋縛してしまっている...
...神話の中で、男が女を繋縛して支配している場面がよく描かれる...
...而もこの繋縛を脱して自ら實現せむとする普遍的自我である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...此の如き「己れ」に繋縛せられざる普遍的自我そのものを考へるとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...凡て「己れ」の繋縛を脱却し得ざるもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...常に「己れ」に繋縛せらるゝもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...固より我等が現實的自我である限り――我等の普遍的自我が「己れ」の繋縛を脱却し得ない限り...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...百姓女としてのこの世の繋縛――伝統や...
犬田卯 「沼畔小話集」
...さらに分売を許さず読者を繋縛して数十冊を強うるがごとき...
岩波茂雄 「読書子に寄す」
...一たび小さい自我の「繋縛(けいばく)」を離れて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...お互にもうアルコールの繋縛から脱してもよい時節である...
種田山頭火 「其中日記」
...あるものゝ魂を繋縛し喜べり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これを野方図にしないためには繋縛をして置かなければならないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...現在の体力ではどう努力しても完全な繋縛ができないことがわかり...
久生十蘭 「ノア」
...そして種々(さまざま)の繋縛をぶち斷(き)ツて呉れるのだ...
三島霜川 「解剖室」
...妻孥財寶の繋縛を脱せしめ...
森鴎外 「古い手帳から」
...嗅味等の繋縛(けいばく)から解放されてこそ...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...不動の繋縛(けばく)とは此の親切の呼吸ぞや...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...繋縛木は皆その自(みづか)らの根で地に縛られてゐる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...仏語の概念的繋縛から離れて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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