「繋ぎ」の意味
つなぐこと
小説での「繋ぎ」の使い方
...しかもさらに将来に何の希望をも繋ぎ得ない戦局を見せつけられ...
伊丹万作 「戦争中止を望む」
...ずば抜けた秀才として初等試験から高等試験まで立続けに及第し……村の物持はあらゆる手段をもって縁を繋ぎ求め...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...この小犬は二人の長い月日を叙景的に繋ぎ合せる深い因縁をもつてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...くすんだ地に薄く茶糸(ちゃ)で七宝繋ぎを織り出した例(いつも)のお召の羽織に矢張り之れもお召の沈んだ小豆色(あずきいろ)の派手な矢絣の薄綿を着ていた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...手綱を引きしめて戰車の*縁に繋ぎ置け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...放ちて解きてアムブロシヤ匂ふ馬槽の前繋ぎ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...新たに生ぜる諸國民の思想を一に繋ぎしこと久しきに渉れり...
内藤湖南 「學變臆説」
...館山灣の北を扼する大房の岬に遊ぶかさご釣る磯もしづけみ頬白の鳴くが淋しきこれの遠崎おもしろき岬の松の繩繋ぎ犢の牛に草飼ふところ二日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...幸い岸に繋ぎ捨てた船の中へ潜りこみ...
野村胡堂 「十字架観音」
...多くは三部經中の字を繋ぎ合せたものであるから同じ名が屡出來する...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...我々にはしっかり繋ぎとめておきたいボーセアン家がある...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼女の慈善的精神が二人をようやく繋ぎとめてくれたのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...間もなく夜嵐が吹いて十二人揃って珠数繋ぎという順序だ...
久生十蘭 「魔都」
...それを通して帽頂に繋ぎ留めた緒の端のボタンとより出来上ったコッケイドとは全く同形異源だ...
南方熊楠 「十二支考」
...それを繋ぎ合せてほぼある時代の人の通路を推定することもできるであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...船と船とをすっかり固く繋ぎ合わして...
夢野久作 「白髪小僧」
...立体上にも同様に手を繋ぎ得る対応があると考えられるようになってからは...
横光利一 「旅愁」
...織田信長の使者と称する者が――使者にしては供も連れずただ一名で御門に駒を繋ぎ...
吉川英治 「新書太閤記」
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