...三頭の馬を繋ぎたるが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...手綱を引きしめて戰車の*縁に繋ぎ置け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...手綱をつよく張り締めて兵車の縁に繋ぎ止め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牧人山の中にして嚴しく繩に繋ぎつゝひき行く屠牛見る如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 865たゞ其足の眞近くに繋ぎし紐に射當つれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼と彼女との肉体を繋ぎ...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...繋ぎ馬別れまいとの...
直木三十五 「南国太平記」
...物質が捉えたる時間を自由に繋ぎあわせることで...
中井正一 「美学入門」
...台座に繋ぎ止められて...
久生十蘭 「魔都」
...セルゲー大公などは夜も昼も旅行馬車に馬を繋ぎっぱなしにし...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...繋ぎ止めることもできず残ったのは...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ロープの終端は舳先の繋ぎ柱(ばしら)にしっかりと結んである...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...昔は多分粳(ウルチ)を用いたろうから自然繋ぎの必要を感じたのであろう...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...自然が人間の心情に幾重にもかたく巻きつけたこれらの絆を断つよりもむしろ繋ぎとめておくために苦労するのは害悪ではないのであろうか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...白く乾いた山径に青葉の影の射してゐる片側をあるいてゆくと向うから女馬子が馬三頭ばかりを珠(ママ)数繋ぎにして...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...又我愛もて繋ぎ留めでは止(や)まじ...
森鴎外 「舞姫」
...龍太郎の誕生によってヤット繋ぎ止められたと思う間もなく...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...滿谷と柚木(ゆのき)が当分ロウランスのアトリエへ通ふ事になつて昨日(きのふ)その同学生との顔繋ぎの式があつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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