...われ等二人の命はこの絲にぞ繋ぎ留められける...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...各部分は真鍮の繋ぎで結びつけられてある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...深谷氏の屍体を船尾(スターン)へ繋ぎ...
大阪圭吉 「死の快走船」
...この小犬は二人の長い月日を叙景的に繋ぎ合せる深い因縁をもつてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...手綱を引きしめて戰車の*縁に繋ぎ置け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其端を兵車に繋ぎ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...五すじの綱は手で繋ぎ合わされて...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...ギラ・コシサンは踊の場所から大分離れた所に舟を繋ぎ...
中島敦 「南島譚」
...幸い岸に繋ぎ捨てた船の中へ潜りこみ...
野村胡堂 「十字架観音」
...彼女の慈善的精神が二人をようやく繋ぎとめてくれたのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これからお繋ぎします)三人が片唾を嚥んで待っているうちに...
久生十蘭 「魔都」
...セルゲー大公などは夜も昼も旅行馬車に馬を繋ぎっぱなしにし...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...でも夫の心は繋ぎ留めることが出来ませんでしたの...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...馬繋ぎ場のわきで立ちどまった彼は...
本庄陸男 「石狩川」
...昔は多分粳(ウルチ)を用いたろうから自然繋ぎの必要を感じたのであろう...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...又我愛もて繋ぎ留めでは止まじ...
森鴎外 「舞姫」
...龍太郎の誕生によってヤット繋ぎ止められたと思う間もなく...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...駒繋ぎにつないであったが――やはりそちのものであったか」「はッ……...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??