...海藻を繋留場から引きはなす様な具合に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...わっしはあの宝を捜すことで自分の命とその子の命を繋いでるだけなんですから...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...コレラ怖(お)ぢて綺麗(きれい)に住める女かなコレラ船いつまで沖に繋(かか)り居るコレラの家を出し人こちへ来(きた)りけり大正三年七月五日 虚子庵例会...
高浜虚子 「五百句」
...端板一つで母屋と繋がつてゐた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...女(むすめ)の家は入江の水際(みずぎわ)に繋いである怪しい舟です...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...自分の生活のすべてが繋(かか)っているように思われた...
徳田秋声 「爛」
...正に繋辞的論理である他はなく...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...物質が捉えたる時間を自由に繋ぎあわせることで...
中井正一 「美学入門」
...空地に繋(つな)がれた牛が...
中島敦 「環礁」
...けれどもそれを繋ぎ合せる綱は...
夏目漱石 「明暗」
...私は繋獄(けいごく)の身となるも悔(く)ゆることがない...
新渡戸稲造 「自警録」
...これからお繋ぎします)三人が片唾を嚥んで待っているうちに...
久生十蘭 「魔都」
...その二百八十四わたくしは塩田氏の語る所の茶番の事を此年甲寅の下(もと)に繋(か)けた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...薄き給金にて繋がれ...
森鴎外 「舞姫」
...前述のように三つの系統がここで繋(つな)がったせいもあろうが...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...川柳の茂みのところに繋(つな)いで...
山本周五郎 「青べか物語」
...けけち私は青べかを大三角に繋(つな)いで...
山本周五郎 「青べか物語」
...船と船とのあいだに繋綱(もあい)をとりあい...
吉川英治 「新書太閤記」
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