...便所はいわゆるラットリン(聯繋便所と訳す)...
石川欣一 「比島投降記」
...裏の槐(えんじゅ)の樹(き)に繋(つな)がれて...
巌谷小波 「こがね丸」
...そしてそれが上の方に繋(つな)がつてゐるうちはいつも大丈夫だ...
薄田泣菫 「茶話」
...いまその船が下に繋いであるところは...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...幾何学的論証の確実性さえも神の認識に依繋するということの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...馬は木に繋がれたまま...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...朱子の語類に六十四卦、只是上經説得齊整、下經便亂董董地、繋辭也如此、只是上繋好看、下繋便沒理會、論語後十篇亦然、孟子末後、却地好、然而如那般以追蠡樣説話也不可曉、とあるのが、究竟するに先秦古書を精讀した人の僞りなき告白と看るべき者であるかも知れぬ...
内藤湖南 「易疑」
...柳橋の側に繋(つな)いだ屋形船の簾(すだれ)を分けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...榛軒に関する事蹟にして年月日の下(もと)に繋くべからざるもの...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...命を繋いでゐました...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...秋田から横手に繋(つな)がる線路の中頃に神宮寺(じんぐうじ)という小駅がある...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...来るべき時代に繋(つな)がる...
柳宗悦 「工藝の道」
...それがいつも直接に心と繋(つな)がれていることであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それを橋架(はしか)けるほどの文献の繋(つな)がりがない...
柳田国男 「海上の道」
...断(た)っても断っても断ちきれないものに繋がれている自分をもがくように膝をすすめた...
吉川英治 「上杉謙信」
...駒繋(こまつな)ぎで...
吉川英治 「新書太閤記」
...六頭の駒が繋(つな)がれてあった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼の生命を繋(つな)いで来たのではないかと思われる岩肌の青苔(あおごけ)も...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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