...彼女は繊弱で、些細なことでも泣いてしまう...
...繊弱な植物は、温度変化や乾燥に敏感だ...
...繊細すぎる彼には、繊弱な性格があるように思える...
...彼の繊弱な心を傷つけるようなことは避けたい...
...心身ともに繊弱な人ほど、ストレスに弱い傾向にある...
...かの繊弱の律に歌はれ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...「母は生れつき繊弱なたちで過度の房事には堪えられないのに...
谷崎潤一郎 「鍵」
...身体と魂との生まれつきの繊弱さのために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...繊弱(かよわ)そうな青年...
野村胡堂 「死の予告」
...娘の繊弱(デリケート)な神經を壓迫します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女らしく繊弱なものを跳(は)ね飛ばすところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...繊弱な心をもったセンチメンタリストにすぎないのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ことに気は剛でも身体(からだ)は繊弱(かよわ)い...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...繊弱さを露呈した...
久生十蘭 「だいこん」
...ドイツ人という奴は自分が繊弱(ひよわ)いもんだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...専(もっぱ)ら繊弱優美(せんじゃくゆうび)を装っていてこそ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...君は健康であり、彼は繊弱である...
室生犀星 「愛の詩集」
...繊弱とか、華美とか、細密とか、かかる性質は用に堪えない故に、美にも遠い...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは卑俗と繊弱と粗悪とのほか...
柳宗悦 「工藝の道」
...したがって大概は繊弱に流れて生命の勢いが欠けてきます...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...彼等はおおむね繊弱なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...神経の端でできた繊弱なものは...
柳宗悦 「民藝の性質」
...背後には繊弱(かよわ)き女人と人馬を控へたり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索