...どうしてこんな繃帯をしているのだろう...
海野十三 「赤外線男」
...どうぞよろしく」博士は繃帯を巻いている頭をさげた...
海野十三 「超人間X号」
...あの繃帯を中耳炎といわれて信用してしまうなんて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...だが直ぐ頭の白い繃帯を目標(めじるし)に...
大阪圭吉 「三狂人」
...今こゝで繃帶が除(ど)けられたとしても...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...大地主さんとグレーとは頻りに船長に繃帯を巻く手伝いをしていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...両足と頭に繃帯した五つぐらいの女の児が足を投げだして坐り...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...その後で足を包む布で朱の腹から腰のあたりを繃帯して手術を終ったが...
田中貢太郎 「陸判」
...折角繃帯を巻いた怪我人もろとも火炎の中に巻き込まれんとする危地にあることを知った...
永井隆 「長崎の鐘」
...右の目が繃帯で包まれてあるから...
野上豊一郎 「闘牛」
...繃帯でつつまれている森新之助は...
火野葦平 「花と龍」
...指には疵がいつぱい出来て繃帯に巻かれてゐるため...
北條民雄 「続重病室日誌」
...女達の仕事としては前にも言つた繃帯巻きがその主なるものであるが...
北條民雄 「癩院記録」
...顔も腕も繃帯に包まれてゐる上に...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...全身を繃帯で真白に包んだ...
夢野久作 「オンチ」
...そうして一(ひ)と通り繃帯の下を見まわると...
夢野久作 「一足お先に」
...あたまに繃帯した者やら...
吉川英治 「私本太平記」
...李応(りおう)はまだ片手を繃帯(ほうたい)して首に吊っている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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