...一縷(いちる)の望みにたよりながら...
芥川龍之介 「偸盗」
...「縷紅新草(るこうしんそう)」は...
泉鏡花 「遺稿」
...一縷(いちる)の希望みたいなものが感じられたからである...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...それからまた縷々として鉱毒被害の恐るべき徴候と...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あとへ乱暴なことを残さないように致して御もらい申したい」縷々述べ去り述べ来るうちに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かすかに一縷(いちる)の望みがあったのでした...
太宰治 「恥」
...窮迫した身に繿縷(ぼろ)を纒(まと)うて私の銀行へ来て応分の助力を請うたことがある...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...縷々嫋々として喋りまくったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...縷々数千言を費やし...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...絶エザルコト縷(いと)ノ如シ...
中里介山 「大菩薩峠」
...縷々(るる)として続ける...
中島敦 「狼疾記」
...此處へ親分の錢形平次が來さへすれば――と言つた一縷(る)の望みに燃えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目撃せる事物の縷述を敢てせざるべし...
原勝郎 「貢院の春」
...意外にも又一縷の希望が萌して来たからでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...医者は一縷(いちる)の望みに期待するのみと表明...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...これについてこんなに長々と縷説するについてはおそらく私は読者にもう一度詫びなければならないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...社会の現状の醜とこれと異る状態の美とを縷説するに止って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なお縷々(るる)その間(かん)の経緯(いきさつ)やら自己の意見をも併せのべた...
吉川英治 「三国志」
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