...高手小手に縛り上げて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...今度はお前が燭台の代りにおなり」忽ち光子は私を後手に縛り上げて仙吉の傍へ胡坐を掻かせ...
谷崎潤一郎 「少年」
...尻尾(しっぽ)に摺粉木(すりこぎ)を一本縛り付けて野良(のら)へ出しておく...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...その棒縛りの縄目を解きにかかったお角は...
中里介山 「大菩薩峠」
...杭(くい)に縛りつけられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが右の武功者を縛りもしないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...この兇暴(きようばう)な手代をキリキリと縛り上げて了つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高手小手に縛り上げられてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...旦那樣」きり/\と縛り上げられ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五六人の組子の手に犇々(ひし/\)と縛り上げられて居るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...井戸端の柱に自分の扱帶(しごき)で縛り付けられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し遠くにあるもう一つの石臼に縛りつけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さればとて新しき青草を竿(さお)の先に縛り付け...
南方熊楠 「十二支考」
...まるで金縛りにでもされたように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...高手小手に縛りあげられてしまった...
吉川英治 「三国志」
...雇人をみな縛りあげ...
吉川英治 「私本太平記」
...家人をみな縛りあげた上...
吉川英治 「平の将門」
...先頭の橇には縛りあげられたアルカージイが勢子にかこまれて乗り...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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