...縄付きの女と大風呂敷包みを持ち込んでピシリと障子を締切ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ直ぐに申上げて、お上のお慈悲を願いな」そう言う新三郎を見上げた、縄付きの顔には、ただあまりに不意の出来事に対する、驚きの外には何の表情もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その縄付きを逃がしちゃならねえよ」「ヘエ――」こうなると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縄付きにして突出(つきだ)して貰えば...
野村胡堂 「礫心中」
...T「わッしの家から縄付きを出したくはありませんから役人に半次の家に張り込んでる様言って置きました」「左様か」と典六...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...後はこの病院の中から縄付きなどを出さないようにしなければなりません...
夢野久作 「一足お先に」
...忠右衛門の手もとへ来い」「そして、縄付きにして、公儀へのいいわけに突き出すか」「そんなことをするほどなら、ここを去らせず、汝の首ぐらいは、ひん抜いてみせられぬことはない...
吉川英治 「大岡越前」
...縄付きを曳いて納屋(なや)の横へかくれた様子...
吉川英治 「私本太平記」
...まして宮門の内より縄付きを出してよいものか...
吉川英治 「私本太平記」
...二人の縄付きが彼のまえに曳きすえられた...
吉川英治 「私本太平記」
...縄付きにしても厳重に取り囲んでこいよ」やがてのこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一群の百姓と縄付きの大坊主が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...縄付きの李逵と証人の曹旦那...
吉川英治 「新・水滸伝」
...はや主人の盧(ろ)は縄付きとされ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...枕元から縄付きになった日には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さっきのひとりが預けられた縄付きの源次を曳いてくる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ふたりの縄付きを引っ立てて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...縄付きの武蔵ひとりを十重二十重(とえはたえ)に警固して行くのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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