...此程伯氏之句也...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...此程(これほど)噴出(ふんしゆつ)の景況(けいきよう)は壯觀(そうかん)であつたに相違(そうい)ない...
今村明恒 「地震の話」
...此程より病氣(いたつき)の由にて予が熊野參籠の折より見えざりしが...
高山樗牛 「瀧口入道」
...しかし此程度の衰弱ならば却つて私のためには好都合であらう...
種田山頭火 「其中日記」
...つい此程内(うち)の女児が其下で大きな椎の実を一つ見つけた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...尤此程及御答置候通魯西亞人渡來迄は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...此程のおんものおもひ...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は其晩はじめて彼等が此程猜忌の眼を以て見て居たのであつたかと驚いたのである...
長塚節 「開業醫」
...病院に居た時は打ち解けないといつても此程ではなかつた...
長塚節 「開業醫」
...此程に至り諸事好都合に埓(らち)あき...
夏目漱石 「虞美人草」
...忙(いそが)しかつた」兄(あに)の答は何時(いつ)でも此程度以上に明瞭になつた事がない...
夏目漱石 「それから」
...此程(このほど)すぐさず伴(ともな)ひては給(たま)はらずやと掻口説(かきくど)きしに...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...此程の犯人は犯罪の計画自体が其一切である...
平出修 「公判」
...つい此程倫敦へやってきて...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...『何(なん)と此程(これほど)見事(みごと)な物(もの)があらうぞや...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...此程度の推定が多かつたのかも知れない...
柳田國男 「信濃桜の話」
...此程引続きて悩乱の態(てい)となり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...此程の秋の取り入れごと相済み候ひて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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