...上り框の上に縄のれんふうに垂らしてあった...
高見順 「いやな感じ」
...おでんやの縄のれんを...
太宰治 「服装に就いて」
...縄のれんをはじいて中へはいると...
太宰治 「ロマネスク」
...思わずその肩をかかえるようにして縄のれんの外につれ出すと...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それからこの屋敷の前にあった縄のれんの一ぜん飯屋の前を二三度往来(ゆきき)しましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...縄のれん越しに市五郎の宅ばかりを見ていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのチョボクレの願人坊主を附近の縄のれんに招き寄せました...
中里介山 「大菩薩峠」
...件(くだん)の願人坊主を縄のれんへ連れ込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...結局決まつたのは小さい縄のれんのやうな飲食店で...
林芙美子 「朝夕」
...船板に小磯と書いてある縄のれんの家へ這入つて行つた...
林芙美子 「朝夕」
...小料理屋の縄のれんと云つても馬鹿にはならなかつた...
林芙美子 「朝夕」
...本所辺の縄のれんで...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...つい右側に「仲屋」と軒行燈を出した縄のれんがあった...
山本周五郎 「七日七夜」
...羽衣町の裏通りのきたない縄のれんの軒先で止められたので梶棒(かじぼう)を迷わせた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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