...いいかい、我々がこれほど粋を通してやっているのを、悪くとる宇津木君、君はねじけ者だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当なねじけ者までが湯島を訪ねて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ねじけ者に作ってしまったものだろう...
吉川英治 「親鸞」
...(こんな、ねじけ者に、範宴様を会わせて、怪我(けが)でもおさせ申したらつまらぬことだ...
吉川英治 「親鸞」
...ねじけ者のおれは...
吉川英治 「親鸞」
...今思えば、おん身が他力門の真の聖者であったればこそ、ねじけ者、怠け者のこの弁円も、とにかく孜々(しし)として鈍才に鞭(むち)打ち、聖護院の御内(みうち)から少しは頭角を出して、播磨公(はりまのきみ)弁円といわれるまでになったのだ...
吉川英治 「親鸞」
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