...もうまもなく振袖も見っともなくなったのでわきをふさいでからも二三度縁組みして十四の時から嫁に行き初めて二十五まで十八所出て来たり出されたりしたんで段々人が「女にもあんなあばずれ者があるもんですかネー」と云いひろめられたので後では望み手もなくて年を経てしまった...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...およそ旗本の家が縁組みをするには...
中里介山 「大菩薩峠」
...将軍とは切っても切れぬ縁組みの間柄であるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...……定太郎と織元の娘を縁組みさせ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...富家(ふけ)と縁組みをしたものもあつた...
正宗白鳥 「玉の輿」
...娘たちも息子(むすこ)たちも土地の者と縁組みをして土着せねばならぬように傾いていく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少弐家の息子たちを監は旅宿へ呼んで姫君との縁組みに助力を求めるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...始終この人を呼んで玉鬘(たまかずら)との縁組みについて熟談していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「中務(なかつかさ)の宮がお嬢さんと宰相中将との縁組みを太政大臣へお申し込みになって大臣も賛成されたようです」とこんな噂(うわさ)を内大臣に伝えた者のあった時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...子息の縁組みその他のことで昔に増した濃い親戚(しんせき)関係を持つことにおなりになった二人は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それで兵部卿(ひょうぶきょう)の宮と中の君の縁組みのことを熱心なふうに言い出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若い貴女は縁組みの話の賛否を言い切りうるはずはないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...賢げな顔をしては自身の頼まれた男との縁組みだけが最上のことのように言って勧めに来るが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...六の君との縁組みに兵部卿(ひょうぶきょう)の宮の進まぬふうは見せられても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中宮へ兵部卿の宮との縁組みの実現されるように訴えることがたびたびになったため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手に載せるばかりにされるのを望んで縁組みをする人たちがあるのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この家は何べんも縁組みしているからよく分らないのだが...
柳田国男 「故郷七十年」
...縁組みするなどとは...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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