...彼女は縁家に嫁いだ...
...縁家を継ぐために勉強している...
...彼は縁家の跡取りだ...
...縁家の慣習に従って婚礼を行った...
...縁家を維持するための財政的負担が大きい...
...――次男は縁家(えんか)の穀屋(こくや)へ養子に行き...
芥川龍之介 「庭」
...遠い縁家先のある旧家を継ぐことになっていた欽也は...
徳田秋声 「黴」
...自分でも諦めて遠い縁家の留守番に頼まれることになつた...
中勘助 「銀の匙」
...もとの自分の縁家(えんか)である...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが縁家先に知れると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...久保は美奈子が縁家先へ戻つた後にも...
牧野信一 「階段」
...岬を一つ越へた音無村に父祖の縁家先にあたる業慾な酒造業者が住んでゐて...
牧野信一 「酒盗人」
...或る縁家先の塀を乗り越えた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...その縁家先では所置を施す術がなかつたので...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...私は叔母の縁家先だつたその家に寄宿して毎日規則正しく学校(早稲田)へ通つてゐました...
牧野信一 「早春のひところ」
...娘の縁家先などを餌食にした周子の父親の心根を想像すると...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...別本に泰了縁家の祖と註してあるから...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...登野村とは遠い縁家になっていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...翁の縁家荒巻家からの扶助によって衣食していたとはいえ全く米塩をかえりみず...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...塙代両家の縁家の面々は皆...
夢野久作 「名君忠之」
...きょうは住吉の縁家までまいって留守じゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...宇治の縁家に一人の娘が預けてあるのを頼りに...
吉川英治 「親鸞」
...藤本林太郎という縁家先の...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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