...そしてその一方では縁もゆかりもない馬のようにただ頑丈(がんじょう)な一人(ひとり)の男がなんでこう思い出されるのだろうと思っていた...
有島武郎 「或る女」
...ちょっとみるとなんの縁もゆかりもないようですが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「縁もゆかりもない俺に...
高見順 「いやな感じ」
...俺とは縁もゆかりもない男だったが...
高見順 「いやな感じ」
...どうして左近将監などにはなんの縁もゆかりもないわたしどもにまでその怨霊は...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...僕かてあんたには縁もゆかりもないのんですから...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...これとはまた全く縁もゆかりもない話ではあるが...
寺田寅彦 「藤の実」
...まるで縁もゆかりもない二人のエゴイストの関係なのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...文芸の鑑賞に縁もゆかりもない政府の力を藉(か)りるのは卑怯の振舞である...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...縁もゆかりもない二個の観念を連想して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...縁もゆかりもない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...縁もゆかりもない...
林芙美子 「浮雲」
...縁もゆかりもない老人のそばにいて...
久生十蘭 「虹の橋」
...北川千代と名乗っているんだね? それはどういうわけか」「一口には申しあげかねます」「それはよろしい……北川フサは縁もゆかりもない赤の他人だといったが...
久生十蘭 「虹の橋」
...バラック社会とは縁もゆかりもない...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...「その娘がまったく縁もゆかりもないのなら...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...お経文などとは縁もゆかりもない言葉が出てくる...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...縁もゆかりもない浜の者たちは腹を立てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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