...お化けや幽霊の出る因縁がないじゃないか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...もし御縁がないものなら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし全く別々で縁がないかと言うとそう簡単でもない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...少くとも図形が代数に応用される点は今の問題とは縁がない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...お金に縁がないのよ...
豊島与志雄 「反抗」
...戦時研究員などというものには全然縁がないらしく...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...主観的方面の叙述とはほとんど縁がない式のように思われます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...――やはりこの世では縁がないのでございましょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こちとらには縁がないが」平次はそう言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬に縁がないでもない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文学と云うものに縁がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...縁がない……滑稽な恰好で...
火野葦平 「花と龍」
...俺にはまるで縁がない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今夜限り俺はお前たちとも縁がないのだ...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...そこには多が美と一致する機縁がないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...単に縁がないばかりでなく...
山本周五郎 「山彦乙女」
...まるで縁がないやうに思はれてゐるが...
吉川英治 「折々の記」
...ご縁がないのであろう――ついては...
吉川英治 「三国志」
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