...北緯三十六度東経百四十三度ノ海上ニアル茨城県湊町在籍ノ鮪船第一大徳丸(ダイトクマル)ハ有力ナルS国軍用機ノ大編隊ヲ発見ス...
海野十三 「空襲警報」
...北越雪譜の著作北越雪譜は、初編上中下三冊、二編春夏秋冬四冊都合七冊から成つてゐる、翁は三編以下も編述するつもりであつたことは、二編に載つてゐる京山の序文からも窺はれるが、翁は遂にその志を果さずして逝かれたのだ、雪譜の初編の上巻は天保六年の刊行で、下巻は七年九月の発兌である、発行の書肆は江戸文渓堂であつた、翁は稿本の刪作を山東京山に依頼し、挿画は翁が自筆のものを京山の子の京水が画き直したものだと云ふ、又雪譜の二編の春の巻は天保十一年に刊行し、冬の巻は天保十三年に発行した、板元は初編のときと同様である、明治の初年に多少の刪補を加へたものが東京市麻布区飯倉五丁目の山口屋書店より出版になつてゐる、本文庫に収むるものは天保の初版に拠れるものである、只巻中俗字を用ゐてあるを少しく正し、二之巻とあつたり巻之二とあつたりするのを一つに統一した、その他は全く原著の忠実なる翻刻である、尤も巻中にある句読点は皆な新たに附けたものである...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...序編に於いて述べたが...
太宰治 「津軽」
...併しこの封建制の編成替えという社会変動の形が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...編輯の人からよく叱られる...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...こんなことを肥った年とった女が、日当りのよい庭などで、編物をしながら、或は糸車を廻しながら、孫でもあろう子供に歌ってきかしている、そうした光景を想像するのも、時にとっては一興である...
豊島与志雄 「文学以前」
...けれども顯昭の袖中抄を編む頃は...
原勝郎 「鞦韆考」
...今日のこの行進は愈々以て高潮した市民の好奇心をもう一ト煽り煽り立て、急速に膨張した夕陽新聞の地盤を確固不動なものにしようという、社長兼編集長、幸田節三の秘策中の秘策で、その名も芽出たい「鶴の子石鹸」とタイアップし、「瑞兆祝賀会」の名に仮りて古今未曽有の大芝居を打つことになったのである...
久生十蘭 「魔都」
...行い澄ました顔でひねもす長い胴着を編みかえし...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...」フェアファックス夫人は、編物を落して、眼を瞠(みは)つて、これは何の話かと訝(いぶか)つてゐるやうであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...全集「別册」編纂のため...
堀辰雄 「高原にて」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...氏は郡誌を編んだ人ときくから特に書付けて置く...
南方熊楠 「人柱の話」
...簡編蠧蝕...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...面白き編物の下に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...編笠のふちに手をかけ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...編笠をかぶったまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...だが今かのスタークウェザー=ムーア隊が編成されつつあり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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