...然うする方が他の生徒を取締る上に都合の好い爲めでもあつた...
石川啄木 「足跡」
...今は人民が政府を取締るのさ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...床の高い雨戸もきちんと締るようになった家であった...
田中貢太郎 「放生津物語」
...之が何者が勸めるかと云ふと之を取締る役人共が之を勸める...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...もうちゃんと締るつもりで……...
徳田秋声 「新世帯」
...贈収賄を取締る視学というようなものは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...納本しなかったりすることは取締る必要があるが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...部分的に厳重に取締ることにしたそうである...
戸坂潤 「社会時評」
...一般に非合法乃至半合法の個人的団体的又公的でさえある暴力(単に物理的暴力に限らず結局に於て物理的暴力を指向する言論上の暴力をも含めて)を取り締ることは...
戸坂潤 「社会時評」
...或は海外貿易を取締るべき機關として歸化人の史等を使用し...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...誰の兄に当る? 取締るべき上の者が...
直木三十五 「南国太平記」
...後では何でも平氣であつたが其時はそんな噺でも身體が引き締るやうに感じた...
長塚節 「開業醫」
...言論を取締るきびしい法律が...
蜷川新 「天皇」
...ぐいと締る下町ッ子とは...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...幕が締ると皆ホッとして囁き合った...
夢野久作 「二重心臓」
...モーターボートの青いランプの群れが締るように馳け始めた...
横光利一 「上海」
...これを、取り締ると...
吉川英治 「大岡越前」
...締(しま)るところは締る女(ひと)なんだのにね」彼女は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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