...首のまわりで紐を締るのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...然うする方が他の生徒を取締る上に都合の好い為でもあつた...
石川啄木 「足跡」
...むかしは人民を取締るのは政府だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これを取締るべしなどと論ずるのを見受ける...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...女の声が――その女を芳一は老女すなわち女のする用向きを取り締る女中頭だと判じた――芳一に向ってこう言いかけた――『ただ今...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...納本しなかったりすることは取締る必要があるが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...第一君は店の全部を取締る地位に在るではないか...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...別に抱締るでもなく...
永井荷風 「或夜」
...密漁者を取締るのが目的なのだという...
中島敦 「環礁」
...後では何でも平氣であつたが其時はそんな噺でも身體が引き締るやうに感じた...
長塚節 「開業醫」
...そっと明いた戸はそっと締る...
夏目漱石 「虞美人草」
...「昨夜酉刻(むつ)(六時)から戌刻(いつつ)(八時)までの間、御門の締る前後、詳しく言えば御蔵の戸前に錠をおろす前後の、ほんのちょっとした隙(すき)にやられた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぐいと締る下町ッ子とは...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...……それを取締るべき与力筆頭のあなたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それに何だか咽(のど)が締るようで...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...世帯を取り締るのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...扉一枚だけを残して入口を締る...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...べつにこれを取締ることはしなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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