...然も其緘黙(かんもく)は蓋(けだ)しこの世に於ける最大の雄弁たりし也...
石川啄木 「閑天地」
...四○ 封緘命令...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...彼もまた堅く口を緘して家の昔語りを他言する事なく...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...」「我が封緘では...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...封緘内の私信にまで強化され徹底された...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...口を緘(かん)して意見を洩(も)らさぬ者が...
中島敦 「李陵」
...どうもおかしいと思ったよ」甲野さんは返事を見合せて口を緘(と)じた...
夏目漱石 「虞美人草」
...何と言ったって――」三助は急に口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...佐吉はサツと顏色を變へて口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...旦那はどこに居ました」「ここに居ましたよ」平次はそれっきり口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...煙草(たばこ)を買いに行きましたが――」言いかけて又次郎は口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者は口を緘(つぐ)んで物を言わず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いろ/\腑(ふ)に落ちないことがありますよ」萬兵衞は深く暗い緘默(かんもく)に陷(お)ちます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いろいろ腑(ふ)に落ちないことがありますよ」万兵衛は深く暗い緘黙(かんもく)に陥(お)ちます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あわてて口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが三十三間堂の裏へ來いといふ――」そこまで言つてお秀はフト口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「封緘で書いたのだって!」と咲枝がむくれていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...市場で一生ケン命封緘を貰うことをたのんでいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
便利!手書き漢字入力検索