...マダ発表を許されないと堅く緘黙(かんもく)している...
内田魯庵 「最後の大杉」
...侯は一切口を緘(つぐ)んで語らないので...
海野十三 「暗号音盤事件」
...」と言いかけて氏は堅く口を緘(と)じて鋭い目で前方を瞰(にら)んでいた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...どんな者だつて滅多に手を出しやしません」金之丞はたしなみ深く口を緘(つぐ)んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正直過ぎて困るくらいの男さ」「ヘエ――」平次はそれっきり口を緘(つぐ)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石川良右衛門もさすがに口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆川様」「何にもない――」半之丞は固く口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ギヨツとした樣子で口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それつきり口を緘(つぐ)んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだお前に話すほど纒(まと)まつては居ない」平次は口を緘(つぐ)んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それぢやお孃さん」「あの――」お梅は何か言はうとして口を緘(つぐ)んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――どうかすると」お仙はハツと口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...博士は口を緘(つぐ)んでしまいました...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...長六閣下の機敏な統制と緘黙(かんもく)にかかっては...
久生十蘭 「キャラコさん」
...〔中略〕封緘のことはもう大丈夫よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...沈勇そのものの眉に口を緘(かん)し...
吉川英治 「三国志」
...徳は凝然(ぎょうぜん)と口を緘(かん)していた...
吉川英治 「三国志」
...緘黙(かんもく)を破って...
吉川英治 「新書太閤記」
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