...緘默(かんもく)の裡(うち)に無量の深祕あるをば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...胸臆を開き緘(かんもく)を破ることを禁じ得ざりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...封緘した一枚の紙と...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...固く封緘(ふうかん)をしてあった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...松枝は机のはしに載せてあった封緘葉書を取り上げた...
戸田豊子 「鋳物工場」
...平素は厳格な緘黙(かんもく)の規則に縛られていたので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御處刑(おしおき)を覺悟で口を緘(つぐ)んでゐるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「嘘を吐(つ)けッ」「へッ」平次の声は辛辣(しんらつ)に岩松の口を緘(とざ)しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それでも頑固に口を緘(つぐ)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隨分口を緘(つぐ)んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「亥刻(よつ)(十時)過ぎに人の話聲が聽えたやうですが――あまり氣にもせず眠つてしまひました」操は言ひかけて口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...博士は口を緘(つぐ)んでしまいました...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...何故今彼は身にふりかゝつた暴力や裏切りの行爲に對してこんなにおとなしいのだらう? 何故彼はロチスター氏が強ひた緘默にこんなに靜かに服從してゐるのだらう? 一體何故にロチスター氏はこの緘默を強ひたのか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...此時終始緘黙してゐたのは抽斎一人であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...封緘(ふうかん)は記録所で扱わせます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...警察当局は何故(なにゆえ)か口を緘(かん)して一言も洩らさず...
夢野久作 「少女地獄」
...それを緘黙(かんもく)の機とした...
吉川英治 「黒田如水」
...以後の苦しそうな緘黙は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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