「緑」の意味
草木の葉のような色
小説での「緑」の使い方
...この緑のランプの火屋(ほや)を風に吹き折られる所だつた...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...四圍(ゐ)を緑葉(りよくえふ)の林(はやし)でめぐらして居(ゐ)る...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...が、丁度彼が、飛行場の緑草を、機翼をビリビリ逸(はや)りたつように顫わせている、フォッカアユニバアサル機の方に歩いて行く途中頃で、まもなく後から追いついて来たらしい三枝に、名を呼ばれた...
大庭武年 「旅客機事件」
...駅から右手の緑の小山の上に新しい家が一軒立つてゐる...
太宰治 「津軽」
...一つは緑石君の遺族へお悔状...
種田山頭火 「行乞記」
...歯朶活けて五十二の春を迎へたお屠蘇は緑平老から...
種田山頭火 「雑記」
...緑大野にそそり立つ樫樹のような碧松君の堅実な歩調を尊敬する...
種田山頭火 「雑信(二)」
...気の重い常緑木(ときわぎ)や気軽な裸木(はだかぎ)の間を彩(いろ)どる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ふさふさとした緑の葉っぱがぜいたくな網目模様のようにこの小屋を覆(おお)うのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...彼岸の入りの十八日には、むら消えの雪間に、蕗のとうが、むっくり頭をもたげ、千草の芽は、やわらかい土に、珍らかな若緑を、点々と撒きちらした...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...なにからなにまで緑色である...
新美南吉 「嘘」
...あさ緑の水草のようなものが密々(みつみつ)と生えている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...月光はすこし緑いろになりました...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...うすい緑(みどり)の明るい野原(のはら)か敷物(しきもの)かがひろがり...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...それらの蘆にはもう青い液状の緑がのぼりかけていた...
室生犀星 「津の国人」
...空の緑を映した中に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...〔無題〕すき通る緑...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...平坦さと生命力溢れる緑が風景の基調をなしていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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