...読者諸君の殆んど総てが...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...総て肉なる者を」一番(つがい)ずつ連れ込んだ...
石川欣一 「可愛い山」
...総ての動物総ての植物に至るまで...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...少し満足すればすぐ総てを忘れる...
伊藤左千夫 「春の潮」
...総ての家の外の事までを自分で背負つてゐるのだと云ふ事にもなつた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...これ即ち総ての不祥の根源なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...プラトンは総ての新聞社員を...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...それからの長い過去の現実が総て自身にも嘘のやうな話であつた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...官製のニュース以外に出た社会的刺激になる報道は総て流言・飛語・浮説・と看做された...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...総ての史的事業に関係し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...総て盤根錯節を断つの利器を待つものたらざるなし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...総て之れを敵として奮闘する...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...家内が総て御歴々生活をすることになった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...総てが奢り散らしたものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...けれども俺のその時の気持は総てを神聖化すると云っていい位だった...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...また総ての贅沢への誘惑も熱烈に吸収した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...無限不動の裡(うち)にその同志や乾児の総ての能力以上の価値を示す事が出来るのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...総てが造られているらしいことだった...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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