...「総ての知識は終局に於て神性からの...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...総ての評論風の批評は直接感受した印象の追跡を建前とする...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...殆んど総てこうした謙譲な研究家や反省家や不安家自身の口から洩れたものに他ならないのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それからの随伴感情も総て「薄薄」であることを免れない...
外村繁 「澪標」
...之れに加ふるに日露大戦の経験を以てしたるに於て総ての政治問題は殆ど軍事万能主義に依て左右せらるゝの傾向を現はせり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...総てが文壇人関係者の常識よりなされたる区別故...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...総てのものを失ってしまった斉彬に...
直木三十五 「南国太平記」
...人は総て虫のやり方でやらねばならないと云う法はなかった...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...しかし総てのことはこの偉大な日に起こった大事件の前に色褪せてしまい...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...総ては若者だけに許された人生で二度と味わえない感動だった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...東(ひがし)道太郎三氏の著『日本有用魚介藻類図説』によれば「みるの種類は総て四五月より七八月の頃採収し灰乾(はいぼし)となして貯ふ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...作者はこの事件をめぐる総ての人々の心理を...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...総て新開地の料理店で見るような光景を呈している...
森鴎外 「鼠坂」
...450その総てが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...定めし総ての人にもあるのぢやらう...
藪野椋十 「「一握の砂」序」
...こよいの目的にも行動にも関わりのない用意を――しかも総ての者が用意していた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...総てで十九名であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...総ての感覚を押しのけて...
蘭郁二郎 「足の裏」
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