...そしてその総髪(そうはつ)にした頭(あたま)の上(うえ)には例(れい)の兜巾(ときん)がチョコンと載(の)って居(お)りました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...都合総計三千二百七十四万二千五百四十九円なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...総員ビンタが始まった...
梅崎春生 「狂い凧」
...猿がよく被害者総一郎の頭に鋭い兇器をつきこんだり...
海野十三 「蠅男」
...そこには各村の総代が多数出迎えていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼はあの時自分が手にかけて殺した男が果して敵の総大将であったかどうか...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...すでに個々の事物や事件を総括した客観的な「世界」を認定しなければ世界観ではない筈だから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...雰囲気(ふんいき)および総体の縁故によって作品をまとめるところの...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...冗談じゃありませんよ」「それで臭いのが総仕舞か...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...総督の足取りが軽くなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...総体にからだが弱りきっている...
三好十郎 「樹氷」
...妻は下総国(しもうさのくに)佐倉の城主堀田(ほった)相模守正愛(まさちか)家来大目附(おおめつけ)百石岩田十大夫(いわたじゅうたゆう)女(むすめ)百合(ゆり)として願済(ねがいずみ)になったが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...八木総領事さんが邦語の詩を...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...総毛立つ全身の毛穴に...
吉川英治 「上杉謙信」
...石兵(せきへい)八陣(じん)一全軍ひとたび総崩れに陥(お)ちてからは...
吉川英治 「三国志」
...家臣の総礼をうけたさい...
吉川英治 「私本太平記」
...バサラ髪を二つに分けた総角(あげまき)に結(ゆ)い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...父の三右衛門の代になってやっと下総(しもうさ)の法典ヶ原に畑をもち...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索