...遂に南都北嶺の緇衣軍に投じて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...園城寺の緇衣軍、南都の円頂賊、次いで動く事、雲の如く、将に、旗鼓堂々として、平氏政府を劫さむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...同日 清房園城寺を火き、緇徒を屠る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...緇(くろ)き衣と大なる帽となり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...緇衣(しえ)の裾ながに地に曳きはへしそのかみの學生(がくじやう)めきし浮歩(うけあゆ)み...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...その折明恵は質素(じみ)な緇衣(しえ)の下に...
薄田泣菫 「茶話」
...緇衣(しえ)の裾(すそ)ながに地(ち)に曳(ひ)きはへし...
薄田淳介 「白羊宮」
...おおこれらすべての司祭輩よ! 陛下がこれら緇衣(しい)の手より我らを解放せらるる時に非(あら)ずんば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...七入爲緇...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...緇衣(しい)を解いて衣桁(いこう)にかけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...緇素月見(しそつきをみる)樒(しきみ)つみ鷹(たか)すゑ道をかへゆけど見るは一つの野路の月影この歌は『古今』よりも劣りたる調子なり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...常憲院實紀を見ると、寶永元年八月の處に女順禮多く打むれ市街を徘徊し、かつ念佛講と稱し、緇素打まじはり、夜中人多く挑燈をかゞけ往來するよし聞ゆ、いとひがことなり、今より後停禁たるべし...
三田村鳶魚 「女順禮」
...緋衣、紅裙、青衣、白衣、緇衣、黄巾、青踏、赤前垂れ、白湯文字等、服粧で職業や階級を呼ぶ事多く、明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつた...
南方熊楠 「女順禮」
...圓頂緇衣の法體を暫らくそこに憩はせてゐるのである...
三好達治 「霾」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...茶山の此冬の作に、「蜀山人移家于学宮対岸、扁曰緇林、命余詩之」とした七絶がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...緇素会同盟...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同じく舟を椋湖に泛べた緇素(しそ)とは誰々か...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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