...この口絵の綺麗だこと...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その花は綺麗と言えば綺麗だが...
高見順 「いやな感じ」
...「トテモ綺麗だよ」茂太郎は天上の星に恍惚(うっとり)として躍動した時...
中里介山 「大菩薩峠」
...――それに御守殿(ごしゅでん)崩しの襟脚(えりあし)がめっぽう綺麗だ」「何? 御守殿崩し?」「まさか椎茸髱(しいたけたぼ)じゃねえが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前よりも綺麗だつた――」「まア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お千勢はあんなに綺麗だったから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お前さんは百姓だと言つたね」「へエ」「それにしちや大層手が綺麗だが――」「それはその筈で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――此方(こつち)がお萬よりぐつと綺麗だから變ぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身綺麗だった祖母に愛されたとはいえ...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...ガンピといふ花もありますのよ、まあ綺麗だこと、何處で採つたの? とそばから美耶子さんが問ふと、女の子たちは自分たちよりも丈高く伸びてゐる芒の中を指さして置いてから、それを實地に教へでもするやうに二人ともいそいでその芒の中に分け入つたかと思ふと、たちまちその姿を見失つた...
堀辰雄 「エトランジェ」
...「それ何といふ蝶々なの、綺麗だわね...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...雪江さんの脚は綺麗だな! あの曲線が...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...――あんたの肌はいつも綺麗だわねえ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...あんまり綺麗だったから?金吾 そんな……もう...
三好十郎 「樹氷」
...以前から百姓には不似合いなほどに綺麗だった顔が...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「おお綺麗(きれい)だ綺麗だ」と感歎しつづけた...
横光利一 「比叡」
...……まあ、綺麗だねえ』と、さけんで、いっぱいに其処(そこ)を開けて見せた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...君のリーベのように綺麗だったかい』『まさか...
蘭郁二郎 「鱗粉」
便利!手書き漢字入力検索