...――だって綺麗だから好(い)いよ...
竹久夢二 「たどんの與太さん」
...上品で綺麗だ」と言いますので...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...なかなか綺麗だつた...
太宰治 「津軽」
...「阿宝が綺麗だといったところで...
田中貢太郎 「阿宝」
...そりゃ綺麗(きれい)なことは綺麗だったよ」さすがに柳沢も思い入ったようにいった...
近松秋江 「うつり香」
...「綺麗(きれい)だ喃(なあ)」「綺麗だ喃」皆嬉々(きき)としてしたり貌(がお)にほめそやす...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...夜の空を眺めると素晴らしく綺麗だった...
豊島与志雄 「黒点」
...「お前の髪毛は綺麗だなあ!」つるはぴくりと肩を聳かしたが...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...「こりゃ見てくれだけは綺麗だが...
夏目漱石 「行人」
...あんまり後ろ姿が綺麗だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「綺麗だな」獨言のやうに平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あのお關さんといふお内儀は綺麗だつたね」「あんまり綺麗過ぎて魔がさしたんだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...負けず劣らず綺麗だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...面が綺麗だって、気の変なのは止(よ)してくれ、付き合いにくくて困るぜ」「気が変にしても、天神様の境内へ見えるように、いろんな物を持ち出すのは変じゃありませんか」「そんなに気が揉(も)めるなら、もう少し見張ってやるがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「船はその時水神の岸にもやつてあつたと言つたな」「へエ」「あの邊なら底は淺いし、水も綺麗だ、その中田屋杉之助の落した徳利を探して來てくれ」「やつて見ませう」六八五郎が、同じ模樣の徳利を、水神の船着場の水の中から搜し出して來たのは、翌々日の朝でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「綺麗だわね」「おう速いこと」と...
原民喜 「壊滅の序曲」
...しかしあれはみんなあのままで綺麗だから...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...ぎんの手足を綺麗だとほめて顔が火照るほど嬉しがらせたりした...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
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