...綺麗さっぱりとした身だしなみは母にふさわしいものだった...
有島武郎 「星座」
...綺麗さつぱり無いのだ...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...……小鰯(こいわし)の色の綺麗さ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...右足脱疽で私が二度目に踝から切られる時の立會人――骨を挽切る音の綺麗さや...
小穴隆一 「二つの繪」
...綺麗さつぱりとお流れになり...
太宰治 「右大臣実朝」
...綺麗さっぱりと坊主頭になって...
太宰治 「十二月八日」
...頭布の綺麗さよりもそこに鏤(ちりば)められて巻いた上に挿される幾つかの宝石の大粒な美しさには...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そんなら五百ルーブリで綺麗さっぱりと行くか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...夕方までに綺麗さっぱり忘れてしまって...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...まだまだ私には若さも綺麗さも殘つて居さうに思つたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それで旦那は?」「綺麗さっぱり諦めたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その綺麗さというものは」八五郎は相変らず江戸中のニュースを掻き集めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの透き通るような綺麗さに魅せられて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...或は我が国の言いならわしに従えば綺麗さっぱりとした広場には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...両国の川開きの花火を見物した時より何十倍の綺麗さでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...その人間固有の意欲を綺麗さっぱりと払い退け...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...餘り綺麗さつぱり...
森林太郎 「混沌」
...その浮いた聲の調子から推すと自身の綺麗さを三島に感じさせたと思ふ彼女の喜びが...
横光利一 「悲しみの代價」
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