...俺は綺麗さっぱり北海道と今までの生活とに別れたいと思って...
有島武郎 「星座」
...綺麗さっぱりとした身だしなみは母にふさわしいものだった...
有島武郎 「星座」
...綺麗さつぱり無いのだ...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...……小鰯(こいわし)の色の綺麗さ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...右足脱疽で私が二度目に踝から切られる時の立會人――骨を挽切る音の綺麗さや...
小穴隆一 「二つの繪」
...そんな事は綺麗さっぱりと夢に流しておしまいなさいよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...まだまだ私には若さも綺麗さも残っていそうに思ったので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それで旦那は?」「綺麗さっぱり諦めたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お夢の綺麗さは全く拔群でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お紋に對しては、その綺麗さと、魅力とに少しばりの嫉妬を感じて居たらしく、「あんなに派手で、男を何んとも思はないんですもの、多勢からヤイヤイ言はれるのが嬉しくてたまらない樣子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの透き通るやうな綺麗さに魅(み)せられて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちらと見ただけでも、非凡の綺麗さと、透き通るやうな清潔な感じの娘です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昔は界隈(かいわい)に鳴らした綺麗さで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んと言つても越前屋は、あの土地では大した羽振りだ、あれに楯(たて)を突いちや、四ツ谷に住んで居られません」「で?」「内儀――と言つても、あの綺麗さで、娘のやうに若い、そのお菊さんの顏を見る、上州屋の眼といふものはありませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」「綺麗さがちょっと違うのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...或は我が国の言いならわしに従えば綺麗さっぱりとした広場には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...随って綺麗さっぱり世間から忘れられた...
山本笑月 「明治世相百話」
...その浮いた聲の調子から推すと自身の綺麗さを三島に感じさせたと思ふ彼女の喜びが...
横光利一 「悲しみの代價」
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