...向うが見えない山気(やまき)でやらかす王政復古も天下の諸侯に綸旨(りんじ)のなンのと勿体ないぞえ神にひとしき尊いお方の勅書を名にして言いたい三昧(ざんまい)我が田へ水引く阿曲(あきょく)の小人トドの詰りは首がないぞえそれに諂(へつら)う末社の奴原(やつばら)得手(えて)に帆揚げる四藩の奸物(かんぶつ)隅の方からソロソロ這(は)い出し濡手で粟取るあわてた根性眉に八の字...
中里介山 「大菩薩峠」
...綸旨(りんし)が下(くだ)って和議となったのだった...
長谷川時雨 「九条武子」
...討幕の綸旨をおびたそれぞれは...
吉川英治 「私本太平記」
...綸旨はおよそ拝察に難くない」「とはいえ...
吉川英治 「私本太平記」
...内々の綸旨(りんじ)をおびて...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどの綸旨(りんじ)をいただきたいと申して来た岩松とやらの使いですか」「そうです...
吉川英治 「私本太平記」
...岩松家へ賜わった綸旨(りんじ)をたずさえて...
吉川英治 「私本太平記」
...偽綸旨(にせりんじ)召人(めしうど)...
吉川英治 「私本太平記」
...このごろ都に流行るもの夜討ち 強盗偽綸旨(にせりんじ)召人(めしうど)早馬虚(から)騒動――と...
吉川英治 「私本太平記」
...綸旨(りんじ)の下に...
吉川英治 「私本太平記」
...また再度の綸旨(りんじ)を諸国に発して...
吉川英治 「私本太平記」
...――後醍醐はその経過やら綸旨(りんじ)の上からも...
吉川英治 「私本太平記」
...綸旨(りんじ)をいただき...
吉川英治 「私本太平記」
...南朝からうけた綸旨(りんじ)を名分に...
吉川英治 「私本太平記」
...綸旨(りんし)下向(げこう)のうわさが...
吉川英治 「親鸞」
...綸旨(りんし)が下ったわけではありません...
吉川英治 「平の将門」
...日乗が綸旨を奉じて宣教師を追放或は誅殺するという噂は世間に絶えなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...「内裏の宣教師追放誅殺の綸旨は困ったものだ...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索