...綸を手繰れる漁史は...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...綸はびんびん鳴りて...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...たとえば、鈎は自ら新型を工夫して、製作せしめたるを、一本ずつ、其の力を試験したる上ならざれば用いず、それすら、一尾釣り挙げし毎に、新物に改めて再び用いしことなし、綸の如きも、出遊毎に、数寸ずつ切り棄(す)てて、※(す)との結びめを新にし、疲れたる綸※(いとす)を用いず、言わば、一尾を釣る毎に、釣具を全く新にするなり...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...其の癖、綸は、今年おろして間も無く、腐蒸(むれ)居るべしとも思われず、綸の長く延び居る際は、思いの外安全なれども、近く寄せて格闘する際に、不覚を取ること多きは、予も知らざるに非ず...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...綸(いと)を弛めぬ様に...
石井研堂 「元日の釣」
...縷綸(いとによる)その道具その手術(てわざ)その次第(しだい)の順(じゆん)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...操の各座元にはそれぞれ綸旨の寫しと...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...岸から綸(いと)を垂(た)れている男もあった...
徳田秋声 「挿話」
...強て國家の急に赴て之を濟ふ所以の經綸なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...国家経綸の施設よりも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...古代紫の綸子の被布を被て...
直木三十五 「南国太平記」
...燃えるような紅の綸子(りんず)の夜の物が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...心のままに自家の経綸(けいりん)を施して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...木像では前例にならぬよ」「綸巾(りんきん)をいただき羽扇(うせん)をもって...
吉川英治 「黒田如水」
...綸旨(りんじ)をさずけたり...
吉川英治 「私本太平記」
...やはり後醍醐の綸旨をうけ...
吉川英治 「私本太平記」
...後醍醐の綸旨(りんじ)がかくされていたなどとは...
吉川英治 「私本太平記」
...その緒(しょ)も見られなかった文治文化面の施策(しさく)を秀吉は経綸(けいりん)の一歩として...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??