...綸を拇指と示指の間に受け...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...前に輪を為せる綸を埋めんともせず...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...この阿爺(おやぢ)さんは綸(いと)を垂れるが早いか...
薄田泣菫 「茶話」
...床柱の前にお寺さんに出すやうな厚ぽつたい綸子(りんず)の座蒲団だの...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ビスマルクが将来の経綸(けいりん)たるや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...佐久間は国防軍備の大経綸よりして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...強て國家の急に赴て之を濟ふ所以の經綸なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れを以て閣下は單に議院政略に苦心して内治外交に對する經綸を考慮するに遑あらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...所謂大経綸などの施さるべき土地ではない...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...一人の男がしきりに垂綸(いと)を見詰めている...
夏目漱石 「草枕」
...まあ正々堂々と北京(ペキン)へ駐在する事にするよ」「東洋専門の外交官かい」「東洋の経綸さ...
夏目漱石 「虞美人草」
...白綸子(しろりんず)の羽折の袖口のところは...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...綸旨(りんじ)を降しおかれ...
吉川英治 「上杉謙信」
...経綸の妙策なきを如何にせん...
吉川英治 「三国志」
...綸巾鶴(りんきんかくしょう)の高士か武将かと疑われるような風采の人物が立っていた...
吉川英治 「三国志」
...綸巾(りんきん)をいただき...
吉川英治 「三国志」
...いつもの綸巾(りんきん)ではなく...
吉川英治 「三国志」
...綸旨(りんじ)の下に...
吉川英治 「私本太平記」
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