...遂に盗を見て繩を綯ふに類したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...自分一個の嗜好から云へば眞面目と巫山戲との中が割れて兩者が綯ひ交られて行く處に妙に遣瀬ない情調を喚起する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...一人の老人が庭前(にわさき)の蓆(むしろ)の上で縄を綯(な)うていた...
田中貢太郎 「怪人の眼」
...然し二人の運命が一つに綯われ得ないものであるなら私は然して自分の力を試してみようということ...
豊島与志雄 「運命のままに」
...一本の大きなものに綯り合わされることがなかった...
豊島与志雄 「自由人」
...旧生活からの逃亡と新生活への首途とが綯い合されている...
豊島与志雄 「風景」
...お品(しな)は何時(いつ)でも日(ひ)のあるうちに夜(よ)なべに繩(なは)に綯(な)ふ藁(わら)へ水(みず)を掛(か)けて置(お)いたり...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は繩(なは)を綯(な)ふにも草鞋(わらぢ)を作(つく)るにも...
長塚節 「土」
...ありがたくほどけ掛けた記憶の綯(より)を逆(ぎゃく)に戻すは...
夏目漱石 「虞美人草」
...御承知でもあらっしゃろうがなかなか玉を磨ったり針金を綯(よ)ったりするような容易(たやす)いものではなかったのでがすよ」「なるほど」とやはりかしこまっている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私の生きている歓びと苦しさの綯(な)い交った光輝というような核心的なものが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うそとまことの綯(な)い合わせ式のところをその小説はかいているのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寝よう寝よう」拾参(じゅうさん)真実と作為とを綯交(ないまぜ)にした末造の言分けが...
森鴎外 「雁」
...綯が無学なのを譏(そし)ったのである...
森鴎外 「魚玄機」
...温は綯が自己を知っていながら用いなかったのを怨んで名刺をも出さずにいるうちに...
森鴎外 「魚玄機」
...吭(のど)からと絃(いと)からと出る声と声とが綯交(ないまぜ)になると来ている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...蛇は頭を持ち上げて自分の体を縄を綯(な)ったように巻いたが...
森鴎外 「蛇」
...ペンギンのギャーギャー声と綯い交ぜになって谺を返した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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