...大木は維摩経(ゆいまぎょう)を見ておった...
伊藤左千夫 「廃める」
...話は維摩経から始まる...
伊藤左千夫 「廃める」
...二七 馥柯羅摩訶秩多――維摩経ではこの典拠不明...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...あの『維摩経(ゆいまぎょう)』にある維摩居士(ゆいまこじ)と文殊菩薩(もんじゅぼさつ)との問答です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...維摩が文殊に対して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「時に維摩、黙然として、言無し」と、『維摩経』に書いておりますが、黙然無言の一句こそ、実に文殊への最も明快な答えだったのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...古来、「維摩の一黙、声雷(こえらい)のごとし」といっておりますが、この黙の一字こそ、非常に考えさせられる言葉だとおもいます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...大悲より発(おこ)る」と『維摩経(ゆいまぎょう)』に書いてありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...大悲の疾いあの名高い『維摩経(ゆいまぎょう)』というお経には...
高神覚昇 「般若心経講義」
...維摩経は主として解脱を説いた経文である...
田山録弥 「生滅の心理」
...と維摩居士(ゆいまこじ)も仰せになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...唯物論も維摩居士(ゆいまこじ)も無上命法も...
中島敦 「狼疾記」
...それは維摩居士の特殊の地位による...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...維摩は居士即ち俗人でありながら仏法即真理を体得し反つて聖者たる仏菩薩を叱咤指揮して憚らない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十大弟子、天竜八部衆、二組の四天王、帝釈・梵天、維摩(ゆいま)、などを除いて、目ぼしいものはみな観音である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法隆寺の作家――日本霊異記――法隆寺天蓋の鳳凰と天人――維摩像...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...維摩の塑像のごときは我々を瞠目(どうもく)せしむるに足る小気味のいい傑作で...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...光明后宮の維摩講(ゆいまこう)に唱(うた)われた仏前唱歌「しぐれの雨間(あめま)無(な)くな降(ふ)りそ紅(くれない)ににほへる山の散らまく惜しも」のごときは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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