...しかも往年の高平太が一躍して太政大臣の印綬を帯ぶるや、彼等は彼等を囲繞する社会に、黄金の勢力を見、紫綬の勢力を見、王笏の勢力を見たり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...平民から一躍して大臣の印綬を握(つか)む事の出来る今日ぢやぞ...
内田魯庵 「貧書生」
...正始元年、太守弓遵遣建中校尉梯儁等、奉詔書印綬、詣倭國、拜假倭王、并齎詔、賜金帛・錦・刀・鏡・采物...
陳壽 「魏志倭人傳」
...その綬(リボン)は青に黄の縁(ふち)を取ったもので一等二等に区別されてあるそうな...
寺田寅彦 「話の種」
...且つ自ら金尺大綬章を賜はりて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして時勢だの憲法だのブオナパルト派(訳者注 ブオナパルトはボナパルトの皮肉な呼称)だの青色大綬を市民へ濫発(らんぱつ)することだのルイ十八世のジャコバン主義だのについて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...レジオン・ドンヌール勲章のオフィシエの略綬(りゃくじゅ)をそれにつけていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...綬賞(じゅしょう)と云いこれらが存在する限りは...
夏目漱石 「倫敦塔」
...便所の前にはレヂオン・ドノールの略綬を附けた老軍人が...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...ホテルから一歩も出てはならないというのですね」胸に綬をつけた白髯の老士官は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...正精の解綬は冬の初に至つて纔に裁可せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――印綬は、いずれ戦後、改めて下賜されよう」と、告げた...
吉川英治 「三国志」
...印綬をうけながら...
吉川英治 「三国志」
...印綬(いんじゅ)をついで...
吉川英治 「三国志」
...肺腑(はいふ)に銘じて忘れぬようにいたします」「たのむ」すなわち印綬の授受はすんだ...
吉川英治 「三国志」
...印綬(いんじゅ)をうけて退出した...
吉川英治 「三国志」
...臣下の太常卿(たいじょうけい)貞(けいてい)にその印綬をもたせて...
吉川英治 「三国志」
...腰の官綬刀(かんじゅとう)を抜いてバシッと受けた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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