...綬(じゆ)を佩(お)びてゐる...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...平民から一躍して大臣の印綬を握(つか)む事の出来る今日ぢやぞ...
内田魯庵 「貧書生」
...往々レジヨン・ドヌウル勲章の略綬をフロックの襟につけて悦んでいたそうである...
辰野隆 「芸術統制是非」
...二條の胸綬――盾の帶...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...且つ自ら金尺大綬章を賜はりて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...レジオン・ドンヌール勲章のオフィシエの略綬(りゃくじゅ)をそれにつけていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...漢の印綬を領するに至つたものと思はれる...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...肩からは藍色の大綬章が斜(はす)に掛かつてゐようといふ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...すると赤と白の綬(じゅ)をかけたふくろうの副官が笑って云いました...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...胸にかけていた県尉の印綬(いんじゅ)を解いて...
吉川英治 「三国志」
...官の印綬を解いて...
吉川英治 「三国志」
...さきに袁譚の使いとして、曹操のところに止まっていた辛毘(しんび)は、袁尚の捨てて行った衣服、印綬、旗幟などを、槍の先にあげて、「城中の人々よ、無益な抗戦はやめて、はやく降伏し給え」と、陣前に立ってすすめた...
吉川英治 「三国志」
...皇后の璽綬(じじゅ)を奪(と)り収めらる...
吉川英治 「三国志」
...紫綬(しじゅ)などの大法を...
吉川英治 「三国志」
...「漢中王領大司馬」の印綬(いんじゅ)を贈った...
吉川英治 「三国志」
...これに印綬(いんじゅ)を下し給うて...
吉川英治 「三国志」
...前のとおり総司令官たるの印綬(いんじゅ)をさずけた...
吉川英治 「三国志」
...将軍の印綬(いんじゅ)はかたいぞ」「む...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索