...木綿類の畳物と綢(きぬ)類の巻物で...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...夜々綢繆(ちうびう)の思ひ絶えざる彷彿(はうふつ)一味の調は...
石川啄木 「閑天地」
...沼南がこの極彩色の夫人と衆人環視の中でさえも綢繆(ちゅうびゅう)纏綿(てんめん)するのを苦笑して窃(ひそ)かに沼南の名誉のため危(あやぶ)むものもあった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...風雨殺到して後に俄(にわか)に門戸の綢繆(ちゅうびゅう)を謀るが如き愚に陥らざらんことを希望する...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...清国人たる者よろしくいまだ雨ふらざるに戸(ゆうこ)を綢繆(ちゅうびゅう)するを要するとともに...
日野強 「新疆所感」
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