...総合的な判断を下すために綜合的な情報を集める...
...多岐にわたる業務を綜合的にこなすことができる...
...或る程度に分業が達すれば自然にその分化は停止して却て綜合的にまたは兼業的に向ふであらうか...
石川三四郎 「社会的分業論」
...男は綜合的ではあるが...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...それを綜合的に表象として表現するのが芸術家だ...
種田山頭火 「其中日記」
...吾々の生活の客観的状勢の綜合的暗示を...
豊島与志雄 「夢」
...綜合的史學思想と言つてもよいやうなものが出來て來るのであります...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...もっと綜合的な、構成的なものへの転化の意である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...益々綜合的となっていくであろう...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...未来ある若き人たちは「科学小説」を将来の綜合的な大きな文学の発生への必然的な一過程として...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...綜合的な雪氷研究所を作ろうとしている...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...かういふ綜合的な傾向を最もよく代表するものの一つは...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...内容をも綜合的に生産するやうな直觀があるとすれば...
三木清 「認識論」
...汎神論はかの課題が綜合的に實現されることを要求する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...自己といふものも綜合的統一として...
三木清 「論理と直觀」
...窮極は社会関係の最も綜合的な表現である恋愛や結婚の問題が...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...広い文化の分野でせまい分科的にではあるかも知れないが綜合的な世界の文化を縦に貫ぬいた年表が欲しいのである...
宮本百合子 「業者と美術家の覚醒を促す」
...またどの小説に対してどういう風に大衆的に批評したかというような綜合的な報告は概してすくない...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...綜合的なものだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...横たての連関で各国の文学を綜合的に語る姿を考えると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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