...総合的な判断を下すために綜合的な情報を集める...
...多岐にわたる業務を綜合的にこなすことができる...
...或る程度に分業が達すれば自然にその分化は停止して却て綜合的にまたは兼業的に向ふであらうか...
石川三四郎 「社会的分業論」
...次に来たるべき人類文明の綜合的大成の時には断じてその中心たらしむべきものではない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その力を綜合的に運用して世界最終戦争に対する準備を整うるのが現在の国策であらねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大体の見当がついたら綜合的テスト...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...綜合的な見かたを失わないようにして...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...同時にまた動物の挙動や人間の生理状態のごとき綜合的の表現をも材料としたり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...吾々の生活の客観的状勢の綜合的暗示を...
豊島与志雄 「夢」
...益々綜合的となっていくであろう...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...未来ある若き人たちは「科学小説」を将来の綜合的な大きな文学の発生への必然的な一過程として...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...綜合的(そうごうてき)に現代精神とはこんなもので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...学問の綜合的精神を発揮するための綜合大学の制度が...
三木清 「消息一通」
...認識は意識一般の綜合的統一によって生ずるのである...
三木清 「哲学入門」
...直觀の多樣を綜合的統一において思惟する悟性の諸形式をカントは純粹悟性概念(reine Verstandesbegriffe)或ひは範疇(Kategorien)と呼んでゐる...
三木清 「認識論」
...人間はひとつの綜合的概念である...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...自己は綜合的統一である...
三木清 「論理と直觀」
...いろいろと綜合的に感じ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこまで歴史的に綜合的に生れていないように思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...横たての連関で各国の文学を綜合的に語る姿を考えると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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