...朝から晩まで続けざまに本を見て居れるものでなし...
大杉栄 「獄中消息」
...彼は罵り言葉を続けざまに吐きながらそれを差し上げた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それが続けざまで...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...近くは三つ四つのそういう本格的な博士のヘーゲル論文が続けざまに発表された(『ヘーゲル哲学と弁証法』)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...盃三杯ばかり続けざまに飲んでやった...
豊島与志雄 「同胞」
...鉄の箍は一方から他方へ続けざまにうちつけてあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三度続けざまに烈(はげ)しく手を鳴らしたが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...この続けざまな不祥の出来事に...
中里介山 「大菩薩峠」
...」母と祖母とが続けざまに兄に向つて言つた...
中原中也 「耕二のこと」
...自分は瞬(またた)きを二つ続けざまにした...
夏目漱石 「行人」
...そして続けざまに三つ嚏(くしやみ)をした...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...パチンと頬を殴る音が続けざまに聞えていたが...
林芙美子 「新版 放浪記」
...パチンと頬を打つ音が続けざまに聞えて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...続けざまに水を打ちかけた...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...ガミガミと途方もなく苛立って続けざまに発砲するのだが...
牧野信一 「ゼーロン」
...兄さん?誠 うん……(せきが続けざまに出る)双葉 お水...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...拳をあげて続けざまに高頬を殴りつけた...
山本周五郎 「落ち梅記」
...続けざまに呼び立てて入ったが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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